ハイエースの維持費がトータルで100万円安くなる選び方とは?

ハイエースが欲しい。100系から200系のハイエースに乗り換えたい!

 しかし、いざハイエースを購入しようとおもったら、ガソリン車やら・ディーゼル車やら。バンやらワゴンやらコミューターやら、ワイドやらハイルーフやら・・・・種類多すぎて、どれを選んでいいやら・・・わかりまへ~ん!!

 なにより、種類が変わると維持費が大幅に変わるんです。これを無視して適当には選べません。

※本記事は200系ハイエースバンの最新モデル(新車)を想定して、比較をしていますが、中古で購入される場合も参考になる記事だと思います。

1.ガソリンとディーゼルの比較。間違えたら70万円も損するなんて・・・

1.燃費について

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ガソリン車

種別・グレード駆動方式 AT/MT JC08モード燃費 km/L実燃費予想Km/L
バン    
  スーパーGL 標準2WDAT10.27.7
  スーパーGL ワイド2WDAT9.77.3
  スーパーGL ワイド4WDAT9.16.8
  DX/DX・GL-p 標準2WDAT10.47.8
  DX/DX・GL-p 標準2WDMT118.3
  DX/DX・GL-p ワイド2WDAT9.97.4
  DX/DX・GL-p ワイド4WDAT9.37.0
ワゴン    
  グランドキャビン2WDAT9.57.1
  グランドキャビン4WDAT8.96.7
  DX/GL2WDAT9.77.3
  DX/GL4WDAT9.16.8
コミューター    
  DX/GL2WDAT9.57.1
  DX/GL4WDAT8.96.7

 

ディーゼル車

種別・グレード駆動方式AT/MTJC08モード燃費 km/L実燃費予想Km/L
バン    
  スーパーGL 標準2WDAT11.28.4
  スーパーGL ワイド4WDAT10.47.8
  スーパーGL ワイド2WDAT10.68.0
  DX/DX・GL-p 標準2WDAT11.48.6
  DX/DX・GL-p 標準4WDAT118.3
  DX/DX・GL-p 標準2WDMT1410.5
  DX/DX・GL-p 標準4WDMT139.8
  DX/DX・GL-p ワイド2WDAT10.68.0
コミューター    
  DX/GL2WDAT10.27.7

<比較結果> 

燃費で見ると、噂どおりディーゼルが若干いいようです。

例えば、スーパーGLの標準ボディ2WDだと・・・

上の表で実燃費を比較するとこうなります。

ガソリン・・・7.7km/L

ディーゼル・・・8.4km/L

ひと月あたりの燃料代を比較

では一月あたりの燃料代で比較しましょう。

<仮想条件>

  • 燃料レート ガソリン119.6円:軽油103.8円で計算(2016年1月4日現在のレート 参照元:http://oil-stat.com/light/%E5%A4%A7%E9%98%AA%E5%BA%9C.html)
  • 月平均2000km走行した場合で計算してみました。(仕事で毎日乗る人を想定)

 

<ガソリンの場合>

2000km ÷ 7.7km/L × 119.3円/L = 30,987円   ガソリン車一カ月の燃料費 = 31000円

<ディーゼルの場合>

2000km ÷ 8.4km/L × 103.8円/L = 24,714円   ディーゼル車一カ月の燃料費 = 24700円

 いまいちピンと来ないので、最終的に廃車するまでにトータルでかかる燃料費を計算してみます。

新車から廃車まで乗り続けた場合の燃料代

<仮想条件>

  • 走行距離20万kmで廃車することを想定
  • 燃料レート ガソリン119.6円:軽油103.8円で計算

<ガソリンの場合>

200,000km ÷ 7.7km/L × 119.6 = 3,106,494円   ガソリン車で廃車まで乗り続けた場合:約310万円

ちなみにスーパーGLガソリン2WDの新車のメーカー希望小売価格は約312万円(税込み)

燃料費と新車の車両代金を合わせると622万円 

<ディーゼルの場合>

200,000km ÷ 8.4km/L × 103.8円/L = 2,471,429円   ディーゼル車一カ月の燃料費 = 約247万円

ちなみにスーパーGLのガソリンの新車のメーカー希望小売価格は約338万円(税込み)

燃料費と新車の車両代金を合わせると585万円 

比較した結果 

売却するまでの走行距離と\

生涯燃料費と新車価格の合計

ガソリン車ディーゼル車価格差
10万km走行約467万円約461万円約6万円
20万km走行約622万円約585万円約37万円
30万km走行約778万円約709万円約69万円
約8万2千km走行約439万円約439万円0万円
  • 仮に30万km、走行したとすると・・・ガソリン車の方が約69万円も損する計算になるのです!!
  • この条件で計算した場合燃料費と新車価格の合計はトータルで約82,000km以上走行する場合、ディーゼルの方が安くなる事がわかりました。

同グレーのガソリン車とディーゼル車を比較した場合、どのグレードでも似たり寄ったりの結果になると思います。

2.バンとワゴンまたは、ボディーサイズ(標準、ワイド、ハイルーフ等)で維持費がどう違う?

参照:http://toyota.jp/hiacevan/

参照:http://toyota.jp/hiacevan/

参照:http://toyota.jp/hiacewagon/

参照:http://toyota.jp/hiacewagon/

バンとワゴン、ボディーサイズにより燃費も変わります。燃費については、1に戻って確認してみましょう。

ここでは、バンとワゴンまたはボディーサイズで異なってくる1ナンバー・3ナンバー・4ナンバー・5ナンバーの違いについて説明します。

 それぞれ、登録できるナンバーが異なるので、下記で確認しましょう。

登録できるナンバー一覧

種別ボディーサイズor乗車人数登録可能ナンバー
バン 標準4
ワイドまたはハイルーフ1
ワゴン全て3
コミューター14人乗り2

ボディーサイズがかわると何が変わる?

ハイエースバンの場合、ボディサイズがワイドまたはハイルーフになると、4ナンバーの登録ができません。(4ナンバーは、全長470cm 以下、全幅170cm以下、全高200cm以下のすべてを満たさないといけません。)

登録ナンバーによる維持費(税金+自賠責+検査印紙代)比較

上記のように、ワゴンは乗用車登録(3ナンバー)登録しかできません。バンは乗用車登録(3ナンバー)と貨物車登録(1ナンバーまたは4ナンバー)登録が選べます。

費用項目(2年間分)

ワゴン

3ナンバー

バン(標準)

4ナンバー

バン(ワイドまたはハイルーフ)

1ナンバー

自賠責保険¥27,840¥35,540¥48,080
重量税¥32,800¥32,800¥32,800
自動車税¥102,000¥32000※¥32000※
検査印紙代¥1,800¥3,600¥3,600
合計¥164,440¥103,940¥116,480

※乗車定員、最大積載量、排気量等により異なります。表示金額はスーパーGL(乗車定員2/5名乗り)の場合

維持費の比較結果より

やはり4ナンバー、1ナンバーの貨物車登録により、2年間のトータルで見ても維持費が安くなる事がわかります。

貨物車登録のデメリット

1ナンバー、4ナンバーのデメリットは、車検が1年ごと(新車登録時は2年)になる事です。毎年車検のため、車検の手数料が2回かかる事になります。通常車検手数料は2万~3万程度ですので、やはり貨物車登録の方が安いですが、毎年うけなければいけないというめんどくささがあるわけです。

バンかワゴンのどちらにしようか迷っている人は??

  • 維持費で選ぶなら、バン
  • 車検費用のめんどくささや、乗車人数重視の人はワゴン 

という選択基準になりそうですね。

 

3.みんな無視しがち!売るときの値段について!

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新車や中古車を買う場合、どうしても購入費用や維持費にばかり目がいってしまいます。でも、同じハイエースでも、売る段階になると、ほとんど値段が付かないものと、バカみたいな高値で売れるものがあります。

 新車で買って、5年以内とか、走行距離10万キロ以内のレベルであれば、新車当時の値段をそのまま引き継がれます。グレードが高かったものは、売るときも高く、グレードが安いものは、安くなります。

 なぜなら、これぐらいの程度の良いハイエースは、国内で中古車として再販される可能性が高いからです。

しかし、多くのユーザーは、ハイエースを本人が「もう十分乗りつぶした。廃車しよう」と思うまで乗ります。本人が乗りつぶしたと思っていると、売却の際は、ディーラーの下取りなど、売り方がどうしても雑になりますよね??

 これ、大変危険な行動なんですよ。

乗りつぶしたハイエースこそ、売却は慎重に!!

 多くの人が乗りつぶしたと思っている10年以上とか、走行距離20万キロ以上になったハイエースは、業者に引き取られた後、ほぼ100%海外に輸出されることになります。

 走行50万キロ~100万キロまで平気で走る海外の人にとって、日本で廃車扱いされる走行20kmのハイエースなどはまだまだよちよち歩きのひよっこです。ちょうど、人間の人生の20歳前後の新卒の若者レベルですね。

 ”これからバリバリ働いてもらうよ~”っていう状態なわけです。

 だから、多くの人が、タダ同然で下取りや買取業者に譲ったハイエースも、輸出業者の手にわたる段階では、何十万円にも価値が跳ね上がります。

 引き取り業者から輸出業者にわたる時点で、その車自体は日本にまだあっても、その価値はすでに”海外の価値観”へと変化しているからなんです。

 「そんなバカな!!?」と思った人は、弊社のHPを見てください。輸出業者である、弊社がこんな値段で買うってことは、海外の人達が、20万キロ、30万キロのハイエースをそれだけ、必要としてることの証明ですよね??

海外の人が絶賛する世界でNo.1の人気を誇るハイエース。その価値観の違いとは??

 あなたがハイエースを選んだ理由はなんでしょうか?かっこいいとか、カスタムできるとか・・・etc。いろいろあると思います。

 海外の人にとってハイエースは「世界で最も耐久性に優れた丈夫な車」という評価なのです。特に、エンジンやトランスミッションといった、車の中枢機関の丈夫さが極めて高い評価をされているのです。

 選ばれている理由が根本から違うんですね。

ハイエースと言っても、海外の人から人気があるのは、ハイエースバンです。ワゴンはほとんど認知されていません。

また、同じバンでも日本人にとってはスーパーGLは最上位グレードですが、海外の人にとっては、スーパーGLもDXも違いはありません。

 むしろ、日本で人気のあるスーパーGLは値段も高いため、海外ではあまり見かけません。ほとんどは下位グレードのDXです。

 また、トランスミッションも、ATとMTでは、圧倒的にMTの人気が高いです。型式にもよりますが、ガソリン・ディーゼル問わず、MTの場合、どんなに古く、過走行でもウソみたいな値段が付くことがあります。

 ジャストロー(低床)は日本では荷台にタイヤハウスがなく、フラット状態で使用できるため人気ですが、海外では前後のタイヤが異なることでタイヤローテーションができず不人気です。そのため、売却の際も値段が安くなります。

 今は、まだまだ、海外では100系ハイエースが主流ですが、200系の需要もどんどん高まってきています。あなたが、ハイエースを売る頃には、海外では200系が主流になっているでしょう。

 あくまで、現在の話しですが、海外で人気のあるハイエースの種類については「ハイエースの海外輸出相場|どの国に幾らで輸出されるのか」が参考になりますので、ご一読ください。

4.まとめ「ハイエースなら何でもいい」という人にお勧めの最強ハイエースレシピ

 1から3までを大まかにまとめます。

  1. 燃料費と新車価格のトータルを考えると、8.2万キロ以上走行すれば、ガソリンよりディーゼルの方が安くなる。
  2. ハイエースワゴンは、3ナンバー登録しかできず、維持費が高くなる。バンの場合、ボディーサイズがワイドまたはハイルーフになると1ナンバー登録になり、4ナンバーより若干高くなる。
  3. 乗りつぶしたハイエースでも高く売れる。売るときの値段はDXもスーパーGLも値段が変わらない。ATよりもMTの値段が高くなる。

 

 そこで、私が考えた、最もお得なハイエースのレシピがこれです↓。

☆No.1 ハイエースバン DX ディーゼル MT(マニュアル) 標準(標準ボディー、標準ルーフ、標準フロア)

  コストパフォーマンスを考えると、これが最強です。最もポイントとなるのは、ディーゼルでマニュアルである事です。新車価格はガソリン車よりディーゼル車の方が高いですが、燃料費で必ず取り戻せます。

なおかつマニュアルである事で、燃費が格段に上がるうえに、なんといっても売却時の値段がATとは段違いに高くなります。

 ただし、売却をディーラーの下取りなど、下手な売り方をしてしまっては何にもなりません。弊社のような海外の価値観で査定できる場所で売却をしないと意味がありません。

なんにも考えずに買ったり売ったりした場合、その差はなんと100万円!?

 本記事のタイトルに「100万円安くなる」と書いておりますが、決して大げさな数字ではありません。

 例えば、あなたが、何も考えずに、ガソリンが安いからガソリン車を選び、30万キロ走って、廃車にしてもらうために、ディーラーに下取りで売ったとしましょう。

  • まず、1の計算方法では、燃料費だけでも、約69万円ガソリンが高くなります。
  • 輸出業者に売れば、最低でも30万円程度で売れるのに、新車ディーラーだと、「使い物にならない」と言われ査定値段はほとんどつきません。場合によっては、処分料を請求される可能性もあります。

 この二つを間違えただけでも、その差額は99万円以上。

この約100万円の分かれ道、それは、「知っているか知らないか」ただそれだけです・・

ABOUTこの記事をかいた人

山本 剛

略歴:青年海外協力隊員(ドミニカ共和国)を経て、大阪府の高校教諭(数学)になる。7年間教師を務める。その後一念発起し、教師を退職。そして現在の「輸出用の車買取専門店 車両輸出代行センター」を立ち上げ、現在にいたる。日本の車を必要としている主に途上国の人々に届けるため、日々このブログを更新している。