あなたが「ハイエースを売りたい」と言えば、どんな業者であれ、目つきが変わります。
なぜでしょうか?
なぜなら、ハイエースは特別な車だからです。
「世界中が欲しがるハイエースの真の買取相場と究極の売却術とは」
という記事に詳しく書きましたが、
ハイエースは日本のみならず、全世界で人気ナンバーワンの車種なのです。
単純に言えば、他の車種と比較すると、リセールバリュー(再販価値)がグッと高くなるのです。
そのため、買取業者さんからすれば、”うまく商談すれば”利益がたくさん取れるおいしい車なのです。
だから、買取業者さんたちは、「ハイエースを売りたい」というお客さんを見ると目つきが変わるんです。
しかし、業者にとっては特別な車であるハイエースですが、特別である事を一般の人はほとんど知りません。
それをいいことに、世の中のハイエースの9割は、他の車となんら変わらない方法で、本来の価値とは程遠い金額で売却されています。

そうやって売却されたハイエースは図のように、プロ同士の業者オークションで転売されて、そこで初めて本来の価値を付けて、ハイエースを必要としているしかるべき業者の手に渡っています。
では、あなたがハイエースを売却する際、ハイエースの本来の価値で売却するにはどうすればいいでしょうか?
そうですね。
あなたのハイエースを本当に必要としている業者さんに直接売却すればいいのです。

しかし、ここに、大きな落とし穴があります。
一口に「ハイエースの売却は絶対に○○へ!」というような、買取業者は存在しないのです。
なぜならハイエースと言えど、年式や、グレード、走行距離によって、それを必要とする業者が全然違うのです。
そこで、この記事ではプロしか知らない、ハイエースの状態別の最適な売却先をこっそりとおすすめしていきたいと思います。
プロがおすすめするハイエースの買取業者3選とは?
それでは、ハイエースの最終の売却業者とは一体だれなのでしょうか?
大きく分けて、3つの業種に分かれます。
- ハイエースの専門店
- 中古車輸出業者
- 車の解体業者
となります。
そして、それぞれ具体的に見ていきたいと思います。
ハイエースの専門店
もちろん、中古のハイエースを売るのは、ハイエースの専門店だけではありませんが、専門店であれば、最終の売却者となる確率は極めて高くなりますよね?
しかし、今では、ハイエースの専門店は、全国に沢山ありますので、
各地方別にまとめてみました。
ここに紹介するからと言って、各業者から一切の手数料をもらっていませんし、逆に弊社との直接の取引があるわけではございませんので、実際の売却の際はあくまで自己責任で、お願いします。プロである私が、ハイエースを売るなら・・・という前提で紹介しています。
北海道
- FLEX ハイエース札幌店
-
有)ワンステップ 200系 ハイエース専門店
- ハイエース専門店(有)オートプラン
東北
- FLEX ハイエース仙台東店
- ステルス盛岡
- one K ハイエース仙台店
関東
- FLEX ハイエース高崎店
- FLEX ハイエース湘南厚木点
- CRS横浜
- ステルス埼玉
- 200系ハイエースカスタム専門店 山本自動車 土浦
- ハイエースプロショップ 4Cs’ 千葉
- FLEX ハイエース西東京店
中部・北陸・東海
- FLEX ハイエース小牧店
- ハイエースカスタムのGR8 STYLE 春日井
- ハイエースのカスタマイズ・販売・買取のナックス 名古屋店
- FLEXハイエース名古屋店
- Auto House Sakai ハイエースカスタム専門店 名古屋
- 200系ハイエースのカスタム&コンプリートカー販売 ガレージフジ 海部郡
- ハイエースプロショップ ガレージモータース 浅間店
近畿
- FLEX ハイエース大阪店
- カスタムハイエース専門店 FEEL 大阪店
- FLEX ハイエース南大阪店
- カズキオート ハイエース総合専門店 堺
- CRS大阪
- IFUU ハイエースキャラバンコンプリートカー専門店 滋賀
- 山田自動車 ハイエース専門店 京都
中国
- FLEX ハイエース岡山店
四国
無し
九州・沖縄
- FLEX ハイエース福岡店
- NACS 福岡店
- LineUPハイエース・商用車専門店 那珂川店
- ハイエースプロショップ プレステージ 大野城
輸出業者
車業界のプロに、ハイエースの売却を相談すると、恐らく「貿易」「輸出」というキーワードは必ず出てくるはずです。
冒頭にも紹介しましたが、ハイエースは、世界中で愛されている車であり、車種別に見れば、間違いなく全世界の人気ナンバーワンの車種です。
詳しくは、
「世界中が欲しがるハイエースの真の買取相場と究極の売却術とは」をご一読ください。
さて、そんな世界的な需要の影響もあり、ハイエースはイモビライザーが標準装備されるまで、長年「盗難車種NO.1」という記録をぶっちぎりで、取り続けていた車種でもあります。
「ハイエースと言えば輸出」「輸出といえばハイエース」なのですが、
残念ながら、肝心の輸出業者がどこにいるのか分かりません。
実は、中古車の輸出業者は日本国内に1000社程度は存在しています。
しかし、ほとんどの輸出業者は、仕入れの99%を業者のオークションで行うため、
大々的に中古車の買取をしていません。
弊社は、そんな非常に数少ない、中古車買取をしている輸出業者です。
ハイエースの買取は、日本全国で買取をしています。
詳しい情報は、下記バナーよりご覧ください。

「とりあえず概算の査定金額でいいから知りたい」という方は、
下の「どのハイエースをどの業種に売ればいいか」で、輸出向きのハイエースかそうでないかをご確認の上、
下記の問い合わせフォームより
お問合せ下さい。
電話による概算査定も可能です。(もちろん無料です)
日本全国どこからでも対応可能です。
車両輸出代行センター フリーダイヤル
「ハイエースの概算査定の件で」とお伝えください。
※しつこい後追い電話等は一切ございません。
解体業者または廃車買取業者
ハイエースは、部品としても非常に強い需要があります。
例えば、エンジンやトランスミッションのような、車としての最も主要な機関部が故障してしまったり、
事故を起こして、現実的に修理が難しい場合などでも、単に廃車として引き取ってもらっては意味がありません。
必ず、それぞれのパーツに価値がありますので、それをきちんと評価してくれる場所を探しましょう。
そのような車を売却する際には、車の解体業者を複数当たってみましょう。
ネットで、「廃車 買取」と検索すれば、下記のような全国の解体業者を束ねている廃車買取サービスが沢山出てきます。
- 廃車ドットコム
- 廃車王
- 廃車本舗
- ミスター廃車マン
- 廃車買取のハイシャル
また、その他にも廃車買取を専門にしている会社があります。
- カーネクスト
- 事故車買取のタウ
あるいは、
「廃車 買取 ○○(地域名)」
でお近くの解体業者を探してみてもいいかもしれませんね。
売却先を間違えたら、元も子もない。どのハイエースをどの業者売ればいいか?
さて、それでは、あなたのハイエースを無駄なコストをかけず、最終販売業者に直接売却するためには、どうすればいいでしょうか?
もし、上記にリストアップした業者であっても、あなたのハイエースの状態に合わない業態の業者に売ってしまっては、何の意味もありません。
それぞれの業態に合うハイエースとはどのようなものでしょうか?
紹介していきたいと思います。
使用5年以内かつ走行15万km以下のハイエース
間違いなく国内用のハイエースとなります。
そのため、見た目が少し悪かったり(傷や凹みが結構ある状態)、修復歴がある場合、極端に価格が安くなるケースが多いです。
上記の国内のハイエース専門店を数社あたってみて下さい。
使用5年以内かつ走行15万km~20万km以内
状態が良く、修復歴が無い車であるほど、国内向き。その反対になればなるほど、輸出向きとなります。
また、スーパーGLの場合は国内向き、DXは輸出向きになります。
使用5年かつ走行20万km以上
スーパーGLで、かつ状態が良く、修復歴もないハイエースの場合は、一部国内でも需要があるかもしれません。
それ以外は、輸出向きと考えていいでしょう。
使用6年~10年かつ走行15万km未満
基本的には、国内向きと考えていいでしょう。
しかし、状態が悪い、重めの修復歴がある、グレードがDXであるなどの要因の内、複数が重なると輸出に回ってくる可能性もあります。
使用6年~10年かつ走行15万km~20万km
グレードがスーパーGLの場合や、非常に状態が良く、修復歴もない場合は、国内向きです。
しかし、状態が悪い、修復歴があるという要因が一つでもあれば、輸出向きとなります。
ただし、7年落ち(平成31年現在では、平成24年式)のハイエース場合、ケニアの輸入規制の関係で、7年落ちの車両は完全に輸出向きとなります。特にマニュアルの車は輸出での需要が非常に強くなります。
使用6年~10年かつ走行20万km以上
スーパーGLで修復歴が無く、さらに状態が大変いい状況である場合のみ、国内業者と輸出業者の両方の見積もりを取る必要があります。それ以外は、輸出向きと考えて問題ありません。
特に7年落ちのハイエースの場合は、上に書いた、ケニアの輸入規制の関わりで、100%輸出向きと言っていいでしょう。
使用10年以上かつ走行が15万km以内
グレードがスーパーGLの場合で、状態が良く、修復歴もない場合は、国内向きです。状態が良く、修復歴もない場合は、国内外
しかし、状態が悪い、修復歴があるという要因が一つでもあれば、輸出向きとなります。
使用10年以上かつ走行が15万km以上
グレードがスーパーGLでなおかつ、状態が良く、修復歴が無い場合以外は、輸出向きと考えて問題ありません。
事故の現状車、故障車や、不動車の場合
一般的な車であれば、即、上記で紹介した、解体屋さんをおすすめするのですが、
ハイエースの場合、一筋縄ではいきません。
ハイエースの場合、パーツとしての価値が高く、たとえ普通なら解体以外に売却手段が無いような状態でも、意外なほどの価値を持っている場合がほとんどです。
そのため、必ず輸出業者と相見積もりを取る事をお勧めします。
オススメしない売却方法
車の買取に関する情報で探すと、必ずといっていいほど、「車の一括査定」の宣伝ページに出くわします。
しかし、当サイトでは一貫して、一括査定をお勧めしていません。
もちろん、利用は個人の自由なので、気になる方は試してもいいとは思いますが、気軽に利用するのはお勧めしません。
一括査定の詳しい説明は、
「車一括査定とはピラニア巣食うアマゾンに裸で飛び込むが如し」
という記事をご一読いただければよくわかります。
ざっくり説明すると、
一括査定は、一括査定に参加している買取業者が、サイトの運営業者に、1件の車の情報あたり、平均2500円程度の情報料を支払うシステムになっています。
もし、あなたの車の情報が一括査定の入力フォームに入った瞬間、その情報が登録している平均15社程度の買取業者に一斉に送られるのです。
そうすると、2500円×15社=37500円 の情報料がサイト運営会社に支払われます。
そのお金は、どこから発生しますか?買取業者からでしょうか?
いえいえ、買取業者はあなたの車を転売して、利益をあげるのですから、あなたの車の価値から、その経費がを差し引けばいいんですよ。
しかし、一旦は業者が支払っているのですから業者も必死です。
あの手この手で、相場より安い金額で買い取ろうと必死で食らいつきます。
よくある手段を並べると
- 参加している業者が談合して、順番に買取する業者を決めているケース
- 即決する(契約書にサインをする)まで、車から降りないケース
- 脅迫まがいの商談をするケース
サイト運営側は、情報料さえもらえれば、あとは買取業者の自由というスタンスです。
いずれにしても、一括査定は、買取業者側は車種の指定ができないので、参加している業者のほとんどが「なんでも買取屋さん」になります。つまり、ハイエースの最終売却者に届くまでに、さらにワンステップが入ってしまいますね。
結局下の図のように、一括査定運営業者が加わって、さらに余計なコストが増えるだけなのです。

以上でこの記事は終わりです。