【ハイエースの下取りが絶対にNGな理由】をリアルな相場で説明してみた

 一般的に、車の売却時に「下取りに出す」事は、NGと言われています。

これは、8割は本当で、2割は嘘です。

 具体的には、下記の2記事で「これでもか!」という程詳しく書いていますので、興味のある人は読んでみてください。

いずれにしても、2割は下取りをして、思わぬ高額査定を得られることがあるので、ディーラーの下取りを100%否定することはしません。

 しかしながら、その車が「ハイエース」となれば話は別です。

なぜなら、ハイエースは特別な車だからです。

 

ハイエースは他の車とどう違う??

ハイエースが他の車種とどう違うのか?

 ハイエースは、単なる人気車両ではないのです。

シンプルに言えば、「世界一の人気車両である」と表現できるでしょう。

 こういうと、「へ~そうなんだ。日本車の中ではハイエースが海外の人に人気あるんだね」

と思われるかもしれません。

 

 いえいえ、そんな規模の小さい話ではないですよ。

世界中のすべての車、そうですね・・・メルセデスベンツやBMW、フォルクスワーゲン・・GM・・・世界中のすべてのメーカーの車種すべてを並べても、

その中でもトヨタのハイエースは断トツNo.1の車なんですよ。

 

 私がそう言い切れるのには、根拠があります。

 

世界中の国々、例えば、国連加盟国は何か国ありますか?約200か国ぐらいですね。

 

 で、そんな200か国のほとんど・・・そうですね。少なく見ても150か国は「発展途上国」と呼ばれるような国です。

 

自国で車を製造することはなく、ほぼ100%の車は、外国から輸入されます。

 もし、あなたが、そんな発展途上国に旅行に行ったことがあるなら、恐らく肌で感じていると思いますが、

途上国で走っている車は、古い車ばかりですね。新車に近い車を見る事は非常に少ないです。

 

 それもそのはずなんですよ。途上国で走っている車のほとんどは、別の国(先進国)で使用された、中古車が船でそのまま運ばれたものなんですね。

 

 では、ヨーロッパやアメリカなどの先進国で使われていた車が、沢山輸出されているのか??

いえいえそんな事はありません。もちろん、ゼロとはいいませんが、

 他の先進国では、日本のように、10年や10万km程度走ったら、廃車にするような国ではありません。

 

だから、車は基本的に新車で買っても、乗りつぶすものです。

 

 なので、「中古車の輸出」というビジネスそのものがほとんど成り立っていません。

 

すいません、しつこい話になりましたね。

そうなんですよ、つまり発展途上国で走っている車のほとんどは「日本から中古車として輸入されたもの」なんですよ。

 

 しかし、日本は右ハンドルの国で、世界の半数以上の国は左ハンドルの国です。

左ハンドルの国では、さすがにシェアは落ちますが、それでも日本の中古車をハンドルコンバージョンという工事を施し、右ハンドルを左ハンドルに無理やり変更して、走っている車も多いです。

 

 日本の車検制度は非常に厳しい上に、修理費用が非常に高いため、基本的に少しでも古くなるとすぐに売却したり、まだまだ使える車でも廃車にしたりしますよね。

 そのため、途上国の人からすれば、日本で使用されていた車を輸入すれば、まだまだ十分に乗れるコンディションの良い車が、非常に安く買えるわけなんですよね。

 だから、途上国における、日本の中古車の占める割合は圧倒的なんですよ。

 

そして、その中でも、最もダントツで人気のある車がハイエースなのです。

 だから、冒頭で説明したように、ハイエースが世界一の人気車両である事は、まず間違いありません。

 

いろんな記事に載せてる写真ですが、ハイエースの人気っぷりを見せるのにこの写真ほどわかりやすいものはありません。

ウガンダの首都カンパラのタクシー乗り場

広場に隙間なく停まっているバンはすべてハイエースバンです。これが途上国の実情なんですよね。

日本車以外のものもなければ、同じような日本車のキャラバンですら1台もありません。すべてハイエースバンです。

 

ハイエースの下取りは何故NGなのか??

車の買取をしていて、ハイエースが海外で異常なほどの人気がある事を知らない人はまずいないでしょう。

当然、業者間でハイエースの下取り車や買取車の流通する相場は、

他の車に比べまさに”異常”といえるような高値となります。

 

 しかし残念な事に、ハイエースを新車のディーラーで下取りをしてもらうと、その金額は、他の一般的な車両と同様の扱いになっているのが現状なのです。

 なぜそんな事が起こりうるのでしょうか?

実は、ディーラーにはディーラーの事情があり、いくら中古のハイエースが海外で人気があり、卸売り市場の相場が異常なほど高くても、それにつられて高く下取りしてはいけない理由があるのです。

 その辺りの、事情に関しては、書いていると非常に長くなるため、別記事↓(下のリンク)でまとめていますので読んでみてください。

【車の下取り】大損しないための知っておくべき6つの真実

上の記事でも詳しく書いていますが、ディーラーの下取りは、ほとんどの会社が、独自の査定基準を設けていて、それをガイドブックのような形にしているディーラーがほとんどです。

 ディーラーの営業マンは、下取りの車を査定する際、そのガイドブックにのっている金額を基準に、それぞれの車の状況によって、査定額をプラスマイナスし、最終的な査定金額をはじき出します。

 ここで、問題になるのがそのガイドブックの基準の数値なのです。

各ディーラーが作っているガイドブックは会社により違うのですが、恐らくほとんどのディーラーの金額の基準の大元になっているガイドブックがあります。つまりガイドブックのガイドブックですね。

 それが、車業界で”イエローブック”と呼ばれているものです。

イエローブックは一般財団法人日本自動車査定協会(JAAI)が毎月発行している、中古車販売業者向けのガイドブックです。

 日本自動車査定協会のHPより、その設立目的を確認してみると

自動車ユーザーのこんな疑問や不安をなくすために、一般財団法人日本自動車査定協会が経済産業省と、国土交通省の指導のもとに設立され、「中古自動車査定制度」を運用しています。

この制度は、消費者に安心を与えることを目的とし、中古自動車の流通がスムーズに運ぶよう考えられています。

出典:http://www.jaai.or.jp/sateitowa-top.html

このイエローブックはつまり、政府の指導の下で作られたものという事になりますね。

 詳しい説明は長くなるので、「車下取りその真実とは?」のページをお読みいただければと思いますが、

 

日本は新車大国です。新車が沢山売れないと、それは、国の存亡にすら関わってきます。

 新車がどんどん売れ続ける仕組みを作る事は、とても重要で、官民一体となって取り組む事必要がありますよね?

 実はそう考えたときに、車の価値が年々、どんどん下がっていくという事は、新車の売れ行きに非常に大きな影響を与えます。

 逆に言えば、車の価値がどんどん落ちていくのであれば、さっさと乗り換えて、次の新車にどんどん乗り換える方が得なんですよね。

 そう思わせるためにも、古い車を高く下取りしていては、新車の販売に悪影響を及ぼすんですよね。

そのために、このようなガイドブックを作って、官民一体となって、中古車価格をコントロールしようという事なんじゃないでしょうか。

 実際、このイエローブックの影響は非常に大きいです。

なぜなら、多くのディーラーの下取り基準価格はこのイエローブックを元に作られています。

 そして、新車のディーラーの下取りのシェアは正確な数字は分かりませんが、圧倒的です。

そうすると、実際の卸売相場も、イエローブックの基準価格に従うようになります。

 

 ただし、それは国内で流通する中古車においては・・・という注釈付きになります。

 

冒頭にも書きましたが、ハイエースのような輸出で、異常なほどの人気がある車については、これが全く当てはまりません。

 なぜなら、日本国内で、使用された中古車の数は当然限られているのに、

海外での需要は、無限大といっても過言ではありません。

 そして、海外で日本車を買う人達は、「この車」と決めたら、その車しか買いません。

なぜなら、ある程度部品が流通する車種しか、修理ができなくなるからです。

 

 そのため、ハイエースのような全世界で人気のあるような車種には、海外の無限大の需要が一点に集中するわけです。 

 当然、いくらイエローブックで下取り価格を抑えようとしても、現実の卸売市場は全く抑えが効かない状況になるのです。

こちらのハイエースバンですが、

型式KR-KDH200V 平成17年式、走行が約27万km、グレードDX6人乗りの4枚ドア

の車です。

 弊社の査定では、35万円を付けて、実際に買取させていただいた車両です。

さて、こちらをイエローブックの基準で査定するとどうなったでしょうか?

イエローブックを元に、古めのハイエースを査定してみると・・・衝撃の結果が!

では、先ほどの写真の車をイエローブックの基準で査定してみましょう。

年式:平成17年

型式:KR-KDH200V(ハイエースバン 200系 ディーゼル2駆) 

グレード:DX 6人乗り 4ドア オートマ

の基準価格は、11月のマイナーチェンジまでのモデルが13万円(130千円)となっています。

しかし、これは標準走行距離(下の表から)赤枠の7万5000km~10万kmまでの場合の金額です。

 

実際の走行距離は27万kmですので、すでに上限の19万kmを超えています。

 下の表では、見づらいですが青枠のように、-5万2千円(-52千円)となっています。

 つまり、凹みや、修復歴が無い場合でも、すでに

13万円ー5万2千円 = 7万8千円となります。

 

 ここから、修復歴の減点、傷凹みによる減点、その他故障部位の減点を差し引くと、

普通に使用していた車なら、下取りはほぼ0円の査定となりますね。

 

 しかし、翌々考えてみると、平成17年式の車は14年落ちです。そして、走行が27万kmとなると、

日本国内で中古でこれをまともな金額で買う人はいるでしょうか??

 

 ハイエースは人気車両ですので、可能性がゼロとは言えませんが、日本人の感覚としては、査定が0円でも不思議ではありません。

 そして、現実に、ディーラーがこれを0円で下取りして、そのまま業者同士のオークションに出品し、

現実に35万円以上の価格で、輸出業者が競り落としているのです。

 

 ディーラーは、儲けるつもりは毛頭ありませんが、

「あらあら、適正な金額で下取りしたら、輸出業者が異常な金額で買っちゃったよ・・・・」

 

という事が日常的に起こっているのです。

 

ディーラーに罪は無い

現実は35万円程度の価値があっても、ディーラーでは0円。

 ディーラーに言わせれば、異常なのは、それを35万円で買う輸出業者なんですよ。

 

なぜなら、政府が指導したガイドブックに、適正価格がちゃんと書いていて、それ通り下取りした金額は”適正価格”に他ならないからなんですよね。

 ですから、ディーラーに罪は絶対にありません。

 

全てのハイエースにおいて、下取りはNGなのか?

「なんだよ!ハイエースをディーラーの下取りで出すのは、NGなのかよ!!」

と怒らないでください。

 

 全てのハイエースが、下取りNGかと言うと、そんな事はありません。

 

時には下取りで出す方が、査定額が良い場合もあります。

これも説明すると長くなるので、詳しく知りたい方は、

「下取りジャパネット方式」の記事を読んでください。

 

要するに、イエローブックの基準価格は、新車を売りやすくするために、政府が指導していると予想されるものでしたね。

 つまり、

「新しい車をどんどん乗り換えてくれる人」が優遇されるように基準価格が設けられているんですよ。

 

 私の肌感覚としては、5年以内、5万km以内のような、比較的新しい車。

もっと具体的に言えば、さらにグレードの高いもの=(バンの場合スーパーGL、ワゴンの場合はグランドキャビンやGL)になればなるほど、

 案外ディーラーの下取りが高い場合があります。

ただし、あくまで新車に乗り換える場合の話です。

 

 上に紹介した意気地にも書いていますが、ディーラーにとって下取りはあくまで新しい車に乗り換えさせるための不用品処分という位置付けです。

 別にやりたくてやっているわけではありません。

 

具体的に、ハイエースを下取りする(乗り換える)時はどのようにすればいいのか?

ここまで読めばある程度整理されているとは思いますが、より具体的、どのようにすればいいのか書きましょう。

まず、ハイエースの下取り(売却)先を選ぶには、それぞれのハイエースの状態で、売却先を分ける必要があります。

比較的新しいハイエースの場合(5年、10万km)未満の場合

比較的新しくて、状態のいいハイエースは、

 ディーラーの下取りと、車の買取専門店などで価格を比較検討することをおすすめします。

私は一括査定のようなサービスはリスクが高くあまりお勧めしませんが、比較検討が面倒な場合は、利用することも一つの手かもしれませんね。

 特にグレードの高い、スーパーGL、グランドキャビンなどは、海外よりも国内向け車両ですので、よりその傾向が強い車両です。

 

5年~10年落ち、10万km~15万kmのハイエースの場合

年式、距離とも、まだまだ国内でも需要があります。

しかし、修復歴があったり、傷や凹みが多い車両の場合、海外の需要が日本国内の需要を上回る可能性がああり、

 双方の比較検討が必要です。

このような車両の場合

  • 国内一般買取業者
  • 輸出業者

の両方の査定を受ける必要があると思います。

 弊社は数少ない、買取をしている輸出業者ですので、中古車の輸出業者が身近に無い場合、是非弊社にもお声かけいただければ幸いです。

詳しくは、こちらのページからお問合せ下さい。

輸出業者によるハイエース直接買取専門店

 

10年以上、15万km以上ハイエースについて

ハイエースは古くなればなるほど、輸出需要が強くなります。

 一般的に、10年、10万km超えると、国内での中古車としての需要は無くなります。

ハイエースの場合、もう少し低年式、過走行でも国内の需要は有りますが、10年、15万kmを超えてくると、やはり輸出業者が有利になってきます。

 このような車両の場合は、ぜひ下記記事をご一読下さい。

世界中が欲しがるハイエースの真の買取査定相場と究極の売却術とは?

 

今乗っているハイエースを廃車したり、下取りに出そうとしていませんか?

ハイエースは特別な車です。
なぜなら海外で最も人気のある車だからです。
そんなハイエースを廃車したり、下取りに出すと大損する事になります。
あなたがもし、ハイエースの廃車や下取りを検討しているならこの記事を一度読んでみてください。

絶対カモにならない唯一の方法(すでに一つ以上の会社で見積もりを取った人限定)

ここまで長い文章を読んでいただきありがとうございます。

 まずは、ここまで書いたことをしっかり踏まえて、車の下取りの見積もりを取ってみてください。

しかし、すでに買取業界の裏側を覗いてしまったあなたは、今度は逆に疑い過ぎて、なかなか売却に踏み切れないという症状に陥るかもしれません。

 そこで、当サイトでは、あなたがもらった下取りや買取の見積もりが適正な価格なのか、あるいは、実はその車が輸出用で、弊社で査定した場合、圧倒的に高い金額で査定できる車なのか、を判断させていただくサービスを提供することにしました。

 恐らくそのようなサービスが提供できるのは、日本全国で弊社だけだと思います。

何故なら、普通の買取業者では、基本的にどの車も欲しいので、お客さんからもらった情報は自社で何とか買取につなげようとしてしまいます。

 弊社は、「輸出用の車の買取専門店」ですので、本当に必要な車はごく一部の車種に限られます。

しかも、弊社の店舗のある大阪周辺ならともかく、離れた地域の場合、実際の車を見る事ができないため、

 輸出向きでない国内向きの中古車の場合、値段を数十万円上下させてしまう「修復歴」の確認ができず、値段の付けようがありません。(※ちなみに輸出用の車の場合、修復歴は査定価格にほとんど影響しません。)

 しかし、すでに一度業者に見せて「修復歴の有無」等がはっきりしている車の査定価格が適正かどうかは、第三者である弊社が最も適切に判断できると確信があります。

 また、もし仮にその車が輸出向きの車両であれば、輸出業者の直接買取の査定額を提示することも可能です。

 

ご自身の車の査定価格が適正かどうかをお知りになりたい場合は、下記フォームより、お問合せください。

※電話での問い合わせはご遠慮ください。メールのみの対応となります。

お名前 (必須)

地域 (必須) 例:大阪府 吹田市

メールアドレス (必須)

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メーカー (必須) 選択してください

車種名(トヨタ車の場合) (必須) 選択してください

車種名 (必須) 例:エクストレイル

型式はわかりますか? (必須)選択してください。
分かる今は分からない

型式(必須)

燃料の種類(必須)

駆動方式(必須)

排気量(必須)

グレード(必須) ※不明の場合は「不明」と記載ください

年式(初年度登録)(必須) 例:H8年

走行距離 (必須) 例:約19万km

車検期限 (必須) 例:H28年9月

トランスミッション(必須)

スライドドアについて(必須)

荷室のタイヤハウスについて(必須)

過去のボディーの板金または交換歴の有無(必須)
あり無し不明

板金交換歴の詳細(必須) 例:左フロントフェンダー、フロントバンパー交換

警告灯点灯の有無(必須)
あり無し

警告灯点灯の詳細(必須) 例:エンジンチェックランプ点灯

電気系統の不良等の有無(必須)
あり無し

電気系統不良の詳細(必須) 例:オーディオ不良 右パワーウィンドウ故障等々

機関類の不良の有無(必須) エンジン、トランスミッション、ラジエーター、その他の機関類の不良の有無について
あり無し

機関類の不良の有無の詳細(必須) 例:エンジン異音あり 排気白煙あり ラジエーター水漏れあり 排気漏れあり等々

車体色 (必須) 例:白

ボディーの状況やその他不具合の有無
 目立つ凹みの有無(有る場合はその詳細)、サビや腐食の有無、冠水歴の有無当

その他

電話番号(任意です。メールが届かない場合等にのみ電話で連絡させていただきます。

ABOUTこの記事をかいた人

略歴:青年海外協力隊員(ドミニカ共和国)を経て、大阪府の高校教諭(数学)になる。7年間教師を務める。その後一念発起し、教師を退職。そして現在の「輸出用の車買取専門店 車両輸出代行センター」を立ち上げ、現在にいたる。日本の車を必要としている主に途上国の人々に届けるため、日々このブログを更新している。