【車の下取り】を検索する人が買取業界で”カモ”と呼ばれる理由

どうも、輸出用の車の買取専門店「車両輸出代行センター」の山本です。

 

突然ですが・・・・

Googleの検索で

「車 下取り」と調べる人・・・月間約3600人

「車 下取り 相場」と調べる人・・・月間約880人

「車 下取り 査定」と調べる人・・・月間約880人

「車 下取り とは」と調べる人・・・月間約170人

 

あなたが調べようとしている事がもし

上記のキーワードに該当しているならば、

その情報を探そうとしている現時点においては、

あなたは、車の下取り・買取業界の絶好のカモと言わざるを得ません。

 

 なぜ、「下取り」を検索するという事でカモになってしまうのか?・・・

一言で言えば、「下取り」に関心のあるお客さんが、

「車の下取りや買取に関してあまりにも無知」だからです。

 

車業界から見れば、「車の下取り」はカモをおびき寄せるための

いわば「カモワード」なのです。

 

しかし、仮に現時点でカモであったとしても、

 必要な知識を知ることで、逆に相手をカモにすることもできます。

 

本記事は、ウソ八百の一括査定などへの誘導ページではありません。

あなたが知りたいことは、ざっくり言えば

「下取りってどうなの?大丈夫なの?」 って言う所だと思います。

 

 多くのサイトでは、ただ「下取りは安い、一括査定にしろ」と、

とにかく一括査定に誘導する事しか考えていません。

 

 こういった記事を書かなければ、多くの人が、

「下取りはダメなんだ、買取がいいのか、そして一括査定がもっといいんだな、じゃあ・・・」

と安易に登録してしまい、大変な思いをしたうえに、

結局は彼らのカモになってしまいかねません。

 

 それにしても冒頭から”カモ”というキツい表現を連発しているのには、理由があります。

それは、下取りにしても、買取にしても、車を売る人の多くが、

本来の価値とは程遠い金額で車を売却している現実があるからなのです。 

 

ほとんどの人がカモられる車下取りや買取の業界とは?

 

考えてみて下さい。

あなたの周り(例えば車で30分以内の距離)に、車を売ることのできる場所は何か所ありますか?

 

 もちろん住んでいる場所にもよります、

私の家から車で30分の距離で言えば、恐らく1000件以上あります。例えば・・・

  • 新車ディーラー(トヨタ・日産・ホンダ・マツダ・三菱・スバル・ダイハツ・スズキ・ベンツ・BMW・・・・)
  • 大手車買取専門店 (ガリバー、ビックモーター、ラビット、JAC、etc)
  • 中小車買取専門店 多数
  • ガソリンスタンド
  • 車の整備工場
  • オートバックス
  • 車の解体業者
  • 中古車の輸出業者

 

1000件とまではいかずとも、車で30分走っても、なかなか車を売る場所がない。

なんていう場所は、日本中探しても、滅多にありません。

 

 全国の自動車販売店の数は、日本全国すべてのコンビニの数をも上回るという調査結果があります。

販売ができるという事はほぼ間違いなく買取もできます。

つまり車を売れる場所は、コンビニの数よりも多いという事なんです。

 

「コンビニで物を買ったことがない」

という人はほとんどいません。多くの人が日常的にコンビニを利用します。

 

でも、

「僕は何回も車を売った経験があるよ」なんて人はほとんどいませんよね。

 

 車を売る場所なんてそうそう利用するようなものではありません。

 

にもかかわらず、車を売れる場所は数えきれないほどある。

 

 ここで大きな疑問が沸き上がります、

車を売る人はとっても少なくて、車を売れる場所は数えきれないほどあるのに、

車買取専門店など主に車の買取をメインにしている会社は、なぜ生き残れるのでしょうか??

 

理由は簡単ですね???

 

 そうです、一台あたりの利益(粗利)がバカでかいからなんです。

 

つまり、車を売った人の立場に立てば、

車を売った店に、ごっそりと利益を取られているという事ですね。

 

車の下取りや買取の仕組みを知りたい人は

車下取り・買取の利益構造ーその仕組みを徹底解説」という記事をご一読ください。

 本記事では、車の下取りや買取で、

どのようにすれば、あなたが”知らずの内にムサボラれる出費”を極限まで抑え、車を売却できるのか?

をテーマに、

ここまで知る必要がある?

というほどまでに詳しく説明しています。

 

 

場合によっては数十万円単位で結果に差が出るでしょう。

 

 逆に言えば、車を売るという事は、それぐらい大きな買い物をする事と同じなのです。

何も知らずに売るという事自体が、「何にも知らないから、何十万円でも持ってってくれ」と言っているようなものですからね。

目次

第1章 車の下取りとは 

とりあえず、”カモワード”である車の下取りについて、サクッと説明しておきます。

車の下取りと買取の違いは?

車の下取り・・・車を乗り換える際、それまで乗っていた車を次の車を買ったお店に、売却すること

車の買取・・・下取り以外の店に車を売却すること

一般的に下取りよりも買取の方が高いといわれていますが、100%ではありません。

下取りは、簡単に値段を教えてくれる事が多く、

買取を利用する人は、その下取り金額を持って買取屋さんに行く事が多いので、

結果的に、買取の方が高い値段を付ける傾向にはあります。

 しかし、この流れこそが、”カモの王道コース”と言えるので、これについては、後ほど詳しく解説を入れています。

車の下取りの相場はわかるの?

基本的に、下取りをしてもらう店により、下取りの基準はバラバラです。

しかし、新車ディーラーの下取りには、よく使われる基準となる本があります。

 

 それがイエローブックという、JAAI(日本中古自動車査定協会)が出版している有料の本です。

業者向けの本ですが、一般の人でも恐らく買おうと思えば買えると思います。どうしても欲しい人はJAAIに問い合わせしてみてください。

 

 ただし、一般の人が購入しても、意味がないどころか、この値を鵜呑みにしてしまうと、大損してしまう可能性が高いです。

詳しくは【車の下取り】大損しないための知っておくべき6つの真実という記事を読んでみてください。

 

 そもそも「下取りの相場」を気にしている時点で、危険信号が点灯しているとお伝えしておきましょう。

その理由については、この後びっしりと詳細に記述しています。

 

車の下取りの査定基準とは?

これもお店によって違います。

 ディーラーの下取りの場合、上記のイエローブックの査定基準価格から、

傷、凹み、故障、走行距離などで減点(加点)していき、査定価格を決定する場合が多いです。

 

 ディーラーの下取り査定基準は、”中古車市場の適正な相場”ではなく”ディーラーにとっての適正な相場”という色が強いです。

ディーラーにとっての適正な相場とは、

要するに「新車を売るために、都合のよい下取り相場」と考えていただければ分かりやすいです。

 

 ディーラーにとっては、一度売ってしまった車の価値は、経過年数と比例して、どんどん価値が下がる方がありがたいですね。

 

「乗りつづれば乗り続けるほど、車の価値は下がります。だからさっさと新車に乗り換えましょう。」

と言いたいからですね。

 

 イエローブックの査定基準は、そういったディーラーの理想的な価格下落を実現して、

なおかつ日本中古自動車査定協会という客観的な基準ですので、

 多くのディーラーが査定の基準として、この基準を使っています。

 

 さて、「車の下取り」概要はこれぐらいにしておきます。

なぜなら、これらをいくら詳しく書いても、あなたにとって有益な情報にはならないどころか、

 このままでは、よりカモに近づいてしまいかねないからです。

 

第2章 下取り=カモ と言われるのは何故か?下取りの実態とは?

 ディーラーは下取りで、悪い事をしたり、客をだましているわけではありません。

しかし、結果的には、本来の価値とは程遠い金額で下取り、不当と言える利益を上げてしまう事が多々あります。

 

 また、そのことで誰も、ディーラーの事を責めたりすることもありませんので、

昔も今も下取りの査定基準はかわらぬままです。

 

 これを説明するには、中古車のビジネスが生まれた背景をさかのぼる必要があります。

 

下取りというサービスが生まれた経緯

 

中古車のビジネスが本格的に始まったのは、それほど昔ではなく、

今から30年から40年ほど前ぐらいです。

 

 それまでは、車を売るといえば、ディーラーに売るぐらいしか手段がありませんでした。

 

ディーラーからすれば、

新車を売りたいけども、古い車がいつまでも残っていたら、なかなか新車に乗り換えてくれない。だからめんどくせえけど、下取りしないと仕方ない。

というわけで車の下取りを始めたわけです。

 

 そうすると、下取りした車を処分する(売る)場所が必要となります。

そうして、業者のオークションが各地で誕生しました。

 

 時を同じくして、中古車を販売するお店が、各地で増え始めました。

当時は、町の自転車屋さんが、事業を拡大する流れで、中古車を販売し始めるなんていう流れで、少しずつ、増えていったそうです。

 そうして、中古車ビジネスが本格化してきたのです。

しかし、当初の中古車市場は、大きな問題を抱えていました。

 

30年前の中古車市場が抱えていた大きな問題点とは?

 当時、オークションはまだまだ出来立てほやほやの状態。出品台数もあまりない状況

おそらく、相場もその時々の需要と供給の関係や、車の状況次第で、大きく変化していただろうと想像します。

 

 

と他えば、直近のオークションで同様の車が50万円で落札されていたとします。

 これを40万円で下取りして、いざオークションに出品してみたら、たまたま需要がほとんどなく、25万円しかつかない。

何てこともしょっちゅうあったわけです。

 

 当たり前ですが、ディーラーにしてみれば、下取りは

ギャンブルではありませんし、ましてや、新車を売るために仕方なくやっている事ですから、

要らないものを引き取った上に、損をしては話にならないわけです。

 

 当然、オークションで売却できる予想よりも、かなり安めに下取りしないと、

場合によっては、新車を売った利益が吹き飛んでしまう事もあるわけです。

 

 50万円と予想したものでも、下取りの査定価格は10万円とか、せいぜい頑張って20万円程度とか、それぐらいの余裕は持っておかないと、

ディーラーの立場になって考えたら危険ですよね。

 

 そもそも、下取りに出す車は、双方にとって不用品なわけで、そんなものに高いリスクを負って、高いお金を払う必要性は、

売る方も買う方も感じていません。

 

 ディーラーの下取りとは、そのような経緯で始まった事を知っておく必要があります。

 

しかし、それが思わぬ高値を付けるときもあります。

 そしたら、新車を販売する以上の儲けが出る事もあります。

 

「だったら、積極的に買取したらいいのに・・・」と思われるかもしれません。

しかし、ディーラーの立場からすれば、

「新車を欲しがる人は、こっちが欲しがってないのに、勝手に車を持ってくる」→「だからリスクを負わず、安く買える」

なので、変にディーラー側が積極的になる必要はどこにもないわけです。

 

ディーラーがそうやって、下取り車を欲しがると、お客さんにも欲がでます。

そうすると、安く買えていたものも、そうは行かなくなります。

 

 だから、ディーラーは下取り車を絶対に欲しがりません。

 

 ディーラーからすれば、とにかく新車をたくさん売れば、その分下取りも勝手に増えるわけで、

 

 

逆に、ディーラーが積極的に「高値で下取り(買取)します!」と宣伝したところで、新車の販売台数が増えるわけではありません。

 

 

 新車の販売台数は、あくまで”新車が欲しい人””新車が必要な人”を集めて初めて増えるからです。

仮に、下取りした車をオークションで売って得られる利益の設定を、それまでの半分にしたとしましょう。

それで「おっ!なんだか下取りがいい金額だな。よしじゃあ新車を買おうじゃないか!」

って、あなたはなりますか?

 

 もっと言えば、自分の車の相場なんて、下取りの見積もりを聞いて初めて知るものなんだから、

ディーラーが下取りで得られる利益を、増やしたか、減らしたかなんて、お客さんには見えるわけないんですよ。

 

 だから、ディーラーにとって下取りはおいしいものですが、決して積極的にやるものではないです。

逆に言えば、

 「消極的であればあるほど、儲かるオマケのようなもの」 

だという事ですね。

やがて相場が安定しだした、しかしディーラーの下取りは依然として・・・??

 やがて、中古車業界はバブル期前後に全盛期を迎えます。

 中古車屋さんはこの時期に爆発的に増えました、そして、今ではコンビニの数を上回るほどの数にまで膨れ上がっています。

オークションで車を仕入れる業者が増えるという事は、相場が安定するという事です。

今では、業者オークションで取引される車は、過去数回のオークションの結果から

  • 車名
  • 年式
  • 走行距離
  • 型式
  • グレード
  • 傷、凹み
  • 修復歴の有無
  • 車体色
  • 等々

を調べれば、よほどの素人でない限り、ほぼピンポイントの相場を知ることができます。

当然、ディーラーも下取りした車が、どれくらいで落札されるのかは、簡単に予想ができます。

(※もちろん、一般の人にはオークションの履歴を見る事ができませんので、相場はわかりません。)

 

 しかし、ディーラーはこれまで

「大損するリスクを負えない」と予想した相場よりも、

かなり安い金額で買っていた下取り車で、

オマケとは言え、莫大な利益を挙げていたわけです。

 

 先程、説明しましたが、下取りする金額を頑張ったところで、新車販売には、ほとんど影響もありません。

リスクが減ったからといって、オークションの相場ぎりぎりの金額で買う必要はどこにもないわけです。

 

 また、幸いな事に、売ってしまった車の値段が妥当かどうかなど、

すでに手元にない車の値段は調べようがありません。

 

 つまり、車を下取りで相場よりいくら安く取られてしまうおが、

後になって、

「おい!俺をだましたな!あの車、他の業者なら何十万も高い値段じゃねえか!!」

と文句を言われる事もありえないわけです。

 

 また、ディーラーの下取りは、今現在においても”不用品回収”という姿勢を崩そうとしません。

今後も変わることはないでしょう。

 

 

ディーラーの下取り基準に隠された秘密とは??

しかし、ディーラーの下取りの全体像としては、こうですが、

実際、下取りの車を査定するのは、営業マンの仕事です。

 

 営業マンからすれば、値引きはできないけれど、1台1台状態の違う下取りの車の査定で、多少の金額をつり挙げる事は可能な事です。

お客さんとの交渉で、値引きをする代わりに、下取りを高くとるという事も可能なわけです。

 

 もし、ディーラーの場合、営業マンがオークション相場を直接見てしまうと、新車を売るために、下取り金額を無理に上げにいってしまう可能性があります。

 

営業マンがそのような勝手な事をすると、困りますので、

 

 ディーラーでは、営業マンには業者オークションの相場を見せません。

その代わりに、各ディーラー毎に、下取りの基準価格の表を設定しているのです。

 

 ただ、あまり客観性に欠けると、「トヨタは下取りが悪い」とか「ニッサンの下取りは安い」とか言われかねないため、

多くのディーラーが日本中古自動車査定協会が作成しているイエローブックという本の査定基準を採用している場合が多いです。

 

 イエローブックの査定基準は、適正と言えば、適正ですが、オークションの相場に基づいている基準ではありません。

イエローブックの査定基準は、全体として現実のオークション相場より安くなっています。

そもそもこの本自体が、ディーラーの下取りの営業マンを対象に作られていると推測されるからです。

「この本通りの基準で、査定して、オークションに出品したら、損した」では困ります。

なので、全体的に安く設定されています。

 新車に近ければある程度正確ですが、

特に、古い車であれば古い車であるほど、実際の相場とは程遠く安い金額になっている場合が多いです。

 

 なぜそうなるか、という点についてはここでは説明を省略しますので、詳しくは「車の下取りで大損しないための6つの真実」

を読んでいただければ分かります。

 

第3章 下取りが安いならやはり、買取専門店??

下取りがだめならやっぱり「買取店?」多くの人が連想するのではないでしょうか?

 買取店の評判をまとめた記事も過去に書いています。

車の買取店の評判まとめてみました。」こちらもどうぞ。

 

そもそも車の買取専門店とは??

 買取専門店ってどうなの?ってところですよね。

それをよく理解するために、買取専門店がどのように生まれて、成長してきたのかを解説していきます。

 

 そもそも30~40年ほど前の中古車相場が不安定な頃は、「買取屋」という商売はほとんどありませんでした。

しかし、その後中古車業界が盛り上がってきて、業者オークションの相場が固まり出した頃になると、

それまで、ディーラーが半ばいやいや引き取っていた車でぼろ儲けしていた下取り車を横目に見ていた人達が

「よし、じゃあ俺が積極的に買取して儲けてやろうじゃないか・・・」

と「中古車の買取」というサービスが誕生しました。

 

 しかし、ただ「車買います」

では誰も売りに来てくれません。

 

 何もメリットが無ければ、みんなディーラーに車を持っていくからです。

 

だから、「ディーラーの下取りよりもタカクカイマス

 というのが、買取店には最低でも必要な呼びかけになるのです。

 

でもタカクカウと言っても、本当にディーラーよりも何十万円も高く買ってたら商売になりません。

 

 例えば業者のオークションで50万円の車があったとしましょう。

  ディーラーは20万円という金額を提示しました。

  買取店はいくらで買い取るでしょう?

 30万円と言うでしょうか?? いえいえ、こんな無駄づかいは、商売をする人は絶対にしません。

 

要は下取りのメリットを差し引いてもお客さんが買取を選ぶぎりぎりの金額を提示すればいいんですよね。

だって、お客さんにとって、

下取りや買取に出す車は、どこかしかには絶対に引き取ってもらわないといけない処分品

なわけです。いくら安かろうが、一番ましな金額でとってもらわなければ、困るわけです。

 

 下取りのメリット(車をスムーズに乗り換えられる)を考慮すれば、2万円ぐらい上乗せしてあげれば十分でしょう。

だから、22万円で買い取るといえばいいのです。

 

 ディーラーからすれば、下取りの車が横取りされるようになる事は、多少なりとも痛手ではありますが、

だからと言って、肝心の新車が売れなくなるというわけではありません。

 

そもそも、新車を売るために仕方なく引き取りしていたものです。

それなりにリスクがある仕事でもありますから、他社がやってくれるならそれはそれでありがたい事でもあります。

 だから、買取店が自分たちより少しいい値段を付けるからと言って、わざわざ追いかける必要はありません。

 

そのため、買取店は、ディーラーの下取りにコバンザメのようにくっついて、自分達の利益を圧迫される事はなかったわけです。

だから、その当時の買取というビジネスは、それはそれは儲かっていたそうです。

 当時買取ビジネスを始めた人の話では「笑いが止まらなかった」という状況だったそうです。

 

そうして、最初の大手の買取フランチャイズが生まれ、今日でも新たな買取フランチャイズが日々生まれ続けています

 

 ところで、一般的なビジネス、例えば「ものやサービスを売るビジネス」では、このように、大手の会社が何社も立ち上がると、

価格競争が激化すると、競争に負けた会社は淘汰されてどんどん潰れていきますよね??

 その結果、小さな会社はなくなっていき、大手の会社2、3社のみが生き残るというシナリオになります。

 

 しかし、買取業界では、だれもが知るよう買取フランチャイズだけでも、数えきれないほどたくさんある上に、名前も知らないような買取専門店もいまだにたくさん生き残っています。

 すでに、業界全体としては、パンパンの飽和状態のはずです。

 

これだけ競合がひしめきあえば、価格競争は絶対に避けられません。

さらに最近ではそこに、一括査定のような、買取業者とお客さんの間に入って、

手数料を取るような業者まで現れています。

 

なぜ、それでも多くの買取フランチャイズや、弱小買取店が生き残っているのでしょうか??

 この奇跡の状況を生み出している要因は2つあります。

買取屋が潰れない理由その1 「ディーラーの下取り」という大黒柱

一つ目は、圧倒的最大のシェアを誇っているディーラーの下取りが安い事です。

 理由についてはすでに説明しましたね。

車を売るきっかけは、「新車への乗り換え」が圧倒的に多いです。

 また、乗り換えの際に、ディーラーの下取りの見積もりを取らない人はほとんどいません。

とりあえずそこで初めて聞いた自分の車の値段が、売却の基準として刷り込まれるわけです。

 

 車を下取りに出す人も、何社も見積もりを取ってもらうのは面倒ですから、適正な相場であれば、

さっさと車を売りたいはずですから、ディーラー下取り一発で決めてしまう人も少なくありません。

 

 例え、そこで、踏みとどまったとしても、次に入る買取店で、似たような金額だけど、ほんの少し高い金額を提示されたら、

もう我慢できません。

 

 もっとも強力であるはずの最大シェアの下取りが、「頑張らない」ため、買取店側はきっちりと利益を確保することができるのです。 

理由その2 客からは値段が全く見えない事

買取店が生き残れる最大の要因はこれです。

通常、商売は物を客に売って利益を上げる商売が大半です。しかし、ものを客に売る場合、どうしても価格を見せる必要があります。

客は、簡単に価格の比較ができるため、同じものであれば安いものを選ぶ事ができます。

 

しかし、車の買取という商売においては、比較の基準となる値段が客からは見えないのです。

 中古車ですので、同じ車種、同じ年式、同じ走行距離であっても、1台1台状態が違います。

それぞれの車において、査定士が時間をかけて車を丁寧に見ないと、値段がわかりません。

 

 そのため、簡単に価格の比較は、お客さんの側が相当のエネルギーを費やさないとできない仕組みになっています。

また、上に書きましたが、買取店側は、価格比較を簡単にされては困りますので、

「査定は無料!」としながらも、

 

一度お店に入った客や、出張査定で訪問した客からは、その場での契約を必ず迫ってきます。

値段だけパッと言って、帰らしてくれるお店や、出張訪問からスンなり帰ってくれる営業マンはまずいません。

 

 これこそが、買取店がこれだけたくさんあっても、過度の価格競争に陥らない最大の影響なのです。

そうして、30年以上経った今でも、これだけ買取屋さんがひしめいていても、昔ほど大儲けする業者こそないものの、

それぞれの業者がなんとか生き残っていける環境が整っているのです。

 

第4章 買取専門店は1台あたりどれくらいの利益をとっているのか?

さて、ここまで説明すると、

「一体買取屋さんは1台あたりどれくらいの利益をとっているのか??」

という事が気になりませんか?

 

 ここで、大手の買取チェーンの1台あたりの買取に対する利益をシュミレーションしたいと思います。

 

 

 なんの根拠もなく●●円ぐらいと、適当な数字を挙げても、なかなか信用してもらえないと思います。

どんぶり勘定ですが、必要経費から最低限の粗利を計算してみましょう。

シュミレーションの設定

  • 大手フランチャイズ買取専門店
  • それなりの都会の幹線道路沿い
  • 正社員2名(店舗オーナー1名、従業員1名) アルバイト・パート2名

必要経費予想(ひと月あたり。※最低ラインを想定しています。実際にはもっと高くなると思います。)

合計 350万円
主要経費項目 ひと月の予想経費
フランチャイズ加盟料 100万円(最低ライン)
家賃(テナント費用) 100万円(最低ライン)
広告宣伝費 30万円
人件費 100万円

その他諸経費

(陸送費・HP業者

水道光熱費・その他

もろもろ)

20万円

 

その他にも、事業ローンの返済などもあります。例えば3000万円を10年で返済とすれば、利子を入れて月々30万円以上の返済があります。

これは、経費とみるべきではないかもしれないですが、返済できなければ経営破たんですので、その分も粗利で稼がなくてはいけません。

 

大手買取専門店でひと月に買取できる台数

以前、中古車経営の勉強会に参加した際、

大手のフランチャイズ買取専門店に加盟している経営者に尋ねた数字です。

国道沿いで、経営している大手の買取店でかなり流行っている店舗で50~60台。

平均的には30台から40台が標準的な台数となります。

 

では一台あたりの粗利の設定は??

必要経費が500万円として、月35台の買取台数としましょう。

最低限店舗を維持していく費用として 350万円÷35=約10万円

必要という事になります。

 

 しかし、これでは、毎月の事業ローンの30万円/月は返済できませんので、

 

最低でも、1台あたり10万円+アルファ以上程度の利益(粗利)が無いと、上に書いた事業ローンの返済ができなくなり、

経営が破たんしてしまう計算になります。

 

ちなみに、このシュミレーションでは、かなり安めの設定をしています。仮にひと月の経費が500万円であれば、

500÷35=約14万円 と、1台あたりの最低必要利益も増えます。

 

車買取業者の売却先と、下取り買取した車の売値は??

 

最近は、買取した車を店舗に並べて販売する大手買取業者が増えていますが、

実態としては、並べた車が売れる事はまずありません。せいぜい全体の10%程度でしょう。

90%は業者のオークションでの転売となります。

 

 業者のオークションについては別記事で詳しく説明しますので、ここでは省略します。

 

これは、ディーラーや、中古車販売店、その他の、すべての車を買取できるお店すべてに共通する事です。

つまり、どの店に売ろうと、下取り・買取した車をその業者が売却する値段は、オークションの相場という絶対的な指標があります。

オークションの相場から粗利を引いたものがあなたの車の査定金額となる

つまり、どの業者に売ろうが、基本的に中古車の査定金額には全業者共通の下記の公式が当てはまる事になります。

(あなた車の査定金額)=(業者オークションの相場)ー (一台当たりの利益設定金額)

例えば、今回のシュミレーションの大手買取店で 業者オークションの相場が60万円の車が来たとしましょう。

そうすると、店側が、損をしない最低の金額で買取するとすれば、

車の査定金額 = 60万 - 10万 = 50万円 という事になるわけです。

どの車でも同じように利益を決めるのか??

しかしながら、実際には、どんな車にも同じような利益の設定をするのか??と言えば、そんなわけはありません。

例えば、オークションの相場が8万円の車であれば、上の式にあてはめると

車の査定金額 = 8万 ー 10万 = -2万円 とおかしな計算結果となってしまうのです。

 

この例では、計算上 買取どころか、お客さんに 「2万円を支払え」 という結果になってしまっていました。

 

余談ですが、自動車業界では このような業者のオークション相場10万円にも満たない車は、「ケタ車」という呼び名がつけられています。

”価値が一桁の車”という意味ですね。

 

ケタ車を引き取ると、無駄な時間と、経費がかかるため、一般的なディーラーや買取屋さんでは、あえて

「処分料がかかります。」 とお客様に伝えて、そういう車を引き取らないようにしています。

 

ちなみに、こういうケタ車でも、オークションでは数万円の価値で取引されているわけですから、

きちんと売り先を選べば、ちゃんと買取してもらう事は可能です。

 この記事でも後半に説明していますが、「古い車の買取はプロに学べ」という記事に詳しく書きましたので、こちらも是非ご一読ください。

 

買取業者の取り分(利益)は一律ではありません。

ここまでは、目安として一台あたりの利益について、おおざっぱに計算をしてみました。

しかし、これはあくまで、店側の平均的な利益の目標値であって、

実際このような計算ででた利益から一律に査定金額を決めるわけではありません。

 

 例えば、オークションの相場が30万円の車と300万円の車であれば、相場の読みと実際の売却価格の誤差も大きく異なってきます。

 

300万円の車にも同様に10万円の利益では、少なすぎますよね。

 少し相場を読み違えた場合に、大損する可能性があります。

 

そのような車の場合、30万円とか、50万円の利益を付ける事もあるでしょう。

 

 逆に、オークションの相場が30万円の車に10万円の利益を付けては、せっかく問い合わせをもらっても、

他社に取られて成約しないこともあります。そんな場合

利益を10万円以下に抑えでも、強引に取り行くことも当然ありますよね。

 

 いずれにしても、どの買取店にも共通しているのは、

なるべくなら、安く買いたい

という事です。

 

 なぜなら、売却先であるオークションは、プロ同志の世界です。

相手を自分の力でコントロールして、高く売ることなどできるはずがありません。

 

 だからとにかく、いかに安く買うか・・・が買取専門店側が生き残るための唯一の道なのです。

 

 

安く買うために、買取専門店が努力している事とは?

 車を査定することは、それなりの研修を受ければ、1.2か月でだれでもできるようになります。

買取専門店が利益を上げるには、”車” よりも ”客” を見る力をつけなくてはいけないのです。

 

 買取専門店が利益を上げるために、やるべき事

それは

  1. 問い合わせをもらった客から、いかに安く車を買うか?
  2. いかに、安く売ってくれる客をたくさん店に呼び込むか?

の2つだけです。

それぞれ解説します。

①問い合わせをもらった客から、いかに安く車を買うか?

 これは買取専門店の営業マンの仕事です。

優秀な営業マンであればあるほど、交渉がうまく、安く車を買う事ができます。

彼らは、交渉のプロです。基本的に以下のような事を目的として交渉をします。

  1. 相手の合い見積もり状況を引き出し、現在、他社の見積もりにおける最高の金額を聞き出す。または予想する
  2. 相手の相場感覚を伺う。いくらぐらいで即決するのかを聞き出す。または予想する。
  3. 上司やフランチャイズ本部という共通の敵を作り、ぎりぎりまで金額を釣り上げた感を演出する
  4. 「あなたの車を欲しいと言っている客がいるから」または「あなたのために、上司や会社にたてついて、ぎりぎりまで金額を釣り上げたのだから、即決しなさい」と即決を迫る

これはたいていの店にある典型的なマニュアルです。

 しかし、最終的に買取店を相手に車を売るのであれば、こういう百戦錬磨のプロ営業マンを相手にする交渉は避けて通れません。

 そのような場合、事前に

車買取店の尻の毛まで抜いてしまう交渉術とは?

という記事をご読んでみてください。

 

②いかに安く売ってくれる客をたくさん店に呼び込むか?

 これは、フランチャイズ本部や、店主の仕事になります。

安く売ってくれる客とはどのような客でしょうか?

買取専門店が狙うのは次のような客です。

  1. どこにも合い見積もりを取らないで、一番先に来てくれる客
  2. ディーラーの下取りの次に来てくれる客

①の客は、車の相場を全く知らない客です。そんな客に、上記のようなプロの営業マンが、即決まで上手に誘導し契約させます。

客は、客観的な相場を知らずに売るのですから、いくらでも安く買う事が可能です。

 一方②の客はどうでしょうか?

②の客は、ディーラーの下取りの相場に、少し不安を感じたお客さんです。

ディーラーの下取り相場が適切なものか知りたくて、店を訪れます。

後述しますが、ディーラーの下取りは基本的に(時に例外もありますが)、すべての買取手段の中でも最低水準です。

 こういう客が、店に来てくれると、買取店は一番ありがたいんですね。

 

なぜなら、曲がりなりにも、下取りですでに提示された客観的な相場を持っているのですから、その金額よりもほんの少し上乗せした金額を提示すれば簡単に成約するわけです。

 お客さんからすれば、似たような金額を提示されたら

「やっぱりその辺りが限界か・・・」と次に行く気力は無くなります。楽に即決してくれる客ですね。

営業マンにとっては、一番の上玉客というわけです。

 

では、このように、安く売ってくれる上玉客を吸い寄せるために、買取店はどのような努力をしているのでしょうか??

 これは、とてもシンプルです。 とにかく有名になればいいのです。

 

大手の買取専門店だけでも、数えきれないほどあります。どこも「高く買います」「弊社が一番高いです」と言っていますね。

客からすれば、どこに売ったらいいのか分からないです。

 

 では、何を基準に選ぶか、と言えば、一番印象の強い場所

という選択基準になるわけですね。

 

 普段から、お客さんの頭に強く刷り込まれている店という事になるのです。

 

まさに矛盾!大手の買取専門店が有名になるためにしている事とは?

買取専門店が有名になるためにしている事は何でしょうか??

 それはズバリ!

お金をたくさんかける事」なのです。

 

交通量の多い、幹線道路沿いにある大手の車買取専門店の横を通る際、一度店舗内を覗いてみてください。

店舗内に、お客さんがいる事は、滅多にありません。

 

 私も同業者の端くれですので、横を通ると必ず、店舗内を見ますが、広い店内にお客様の姿を見る事はほとんどありません。

一見すると同じような店構えの新車ディーラーと比べると一目瞭然です。

 

 新車ディーラーには、平日でも数組の客がいますが、買取専門店に客はまずいません。

 

要するに、車を買い取るのにあのような、バカでかい敷地は、本来必要ないのです。

実際、あの規模の家賃は、幹線道路沿いであれば、2ケタ万円では済んでくれません。

 

 はっきり言って、3ケタの家賃は、買取専門店の首を強く強く締め付けます。それでも、店も看板もでかくないといけないのです。

なぜなら、その方がお店に利益をもたらす、”上玉客”が増えるからなのです。

 

 有名なフランチャイズになればなるほど、その加盟料が高くなります。これも、安い金額ではありません。

それでも、みな高い金額を払って、フランチャイズに加盟します。 

なぜなら、その方がお店に利益をもたらす、”上玉客”が増えるからなのです。

 

 テレビのCM、ラジオのCM、折り込みチラシ・・・とてつもない広告費がかかっています。

でも、湯水のように広告費を投資します。

なぜなら、その方がお店に利益をもたらす、”上玉客”が増えるからなのです。

 

・・・・

 

 ちなみに、冒頭に再三お伝えしていますが、買取した車を売却する先は、どんな大手でも、ほとんど業者オークションです。

売値は、どんなに大きなフランチャイズ店であろうと、何千台出品したとしても、個人の中古車屋さんが1台出品するのと同じ金額で売られます。

 

 スケールメリット(規模を大きくするメリット)は一切ありません。

だから、経費をかければかけるほど、一台の車の査定金額の限界は、どんどん下がっていくわけです。

 

つまり「高くかいます、タカクカイマス! 高~くううう!!」と宣伝すればするほど、安くしか買えなくなるという究極の矛盾が発生するのです。

 このような買取店のカモになるのを防ぐために、あえて刺激的な記事を過去に書いています。

車の買取店が選ぶ!こんなカモ(客)に来て欲しいランキングベスト5

こちらの記事も読んでみてくださいね。

 

第5章 一括査定やその他類似サービスはどうなのか?

 買取店の話をすると、最近では、その買取店を束ねて、一括査定ができるサービスがネット上であふれだしました。

 

そもそも、価格比較を簡単にできないことが、買取業界が潤っている最大の原因でしたね。

では、一括査定は理にかなったサービスなのでしょうか??

 

 一括査定の仕組みとその裏側を詳しく知りたい人は

車一括査定とはピラニア巣食うアマゾンに裸で飛び込むが如し

という記事をご一読ください。

 

 この記事でも説明していますが、

一括査定の場合、あなたが車の情報とあなたの個人情報を一括査定サイトに入力すると

一括査定サイトを運営している業者が加盟している10社~20社の買取店に、その情報を一斉に流します。

 

 そして、情報料として、買取業者一社あたり2000円~3000円程度の手数料を受け取ります。

 

例えば、2000円の情報料が、20社に送られたとしましょう。

 

 すると、一括査定業者は2000円×20社=4万円 の情報料をトータルで受け取ることになります。

 

 このお金の出どころは、当たり前ですが、間接的にあなたの車の価値から捻出されるわけですから、

一括査定に登録した時点で、あなたは約4万円を支払っているのと同じことなのです。

 

 さらに一括査定の怖いところは、どの業者も2000円~3000円の情報料を払わされているという事です。

業者にお金を払わせている以上、

 

 アホみたいな数の業者がしつこく電話をしてきた上に、どの業者も絶対に金額は言いません。

 

そして、実車査定のアポイントを必ず要求されます。

 また、一度手に入れた個人情報は、お金の無駄にならないように、顧客リストとして登録し、

仮にその時に成約が取れなくても、業者にリスト化されて残ることになります。

 

 そのリストをどう利用するかは業者次第ですが、一度野に放った個人情報は、二度と取り返す事はできません。

競争させて、足元を見られないというメリットはありますが、相応のデメリットがあることは重々把握しておくことが大事です。

 

 そもそも、買取業界の仕組みがわかっている我々から見れば、10社も20社も競争させる事はどれほど無駄な事かは、明らかです。

10社も20社も競わせる必要があるのは、一括査定サイトの運営業者だけなのです。

 

 なぜなら、買取業者の買取価格の限界は、冒頭にも書いた(オークションの相場)ー(1台あたりの利益設定金額)です。

1台あたりの利益設定金額の最低金額は、各店舗の諸経費で決まりますので、どの買取店も似たような金額となります。

 

 とどのつまりは、どこに売ったって、限界の金額に大差はないわけです。

ようは、2社以上で、せいぜい3社程度をきっちり競わせれば、かならず限界の金額まで釣り上げる事は出来るのです。

 

 詳しい方法は「一括査定を使わずに車の査定額を限界まで釣り上げる方法」で紹介しています。

もちろん、それなりに手間をかける必要はありますが、一括査定に登録する覚悟があるなら、絶対にこの方法をお勧めします。

 

最近誕生した電話も査定も一回だけで1000社以上に公開入札してもらえる一括査定に似たサービスはどうなの?

最近では、一括査定に似たサービスですが、

査定をサイト運営業者の指定のガソリンスタンドや、出張査定査定員に来てもらい、

その客観的な査定情報を1000以上の登録業者が閲覧し、入札するというサービスも誕生しています。

 

 一見すると、一括査定のように、何社にも査定に来てもらう必要が無く、しつこい電話営業が一切ない、

画期的なサービスに思えました

 

 私自身このサービスを見つけたときは、

「面白そうだな」

 と感心し、買取業者として、資料を取り寄せてみました。 

 

しかし、届いた資料を見て、

「だめだこりゃ」

と落胆しました。

 

なぜなら、業者側の成約手数料がベラボーに高いのです。

車の値段に応じてどんどん高くなる仕組みです。

 

 例えば、

  • 10万円で入札した車が成約すると32,500円の手数料
  • 50万円で入札した車が成約すると62,500円の手数料
  • 200万円で入札した車が成約すると100,000円の手数料

がかかります。

 この金額は入札した業者が払うものですが、

間接的に車の価値から支払われている事は言うまでもありません。

 

まあしかし、高いですよね。車を売る人と車を買いたい人の間に入って、3万~10万円手数料で取るんですから、

 ただ、それぐらいの手数料が必要になる理由もわかりますよ、 

ここまでこのサービスを売り込むのに、あれだけ広告していれば、そりゃー経費大変な経費です。

しかも、査定にはガソリンスタンドつかったり、出張査定員確保したりと、そこにもお金を払わないといけないわけですから、安く済むはずがありません。

 

 「でも、1000社も入札するんだから、一括査定より高くなるんじゃないの?」

と淡い期待を持たれるかもしれません。

 

 残念ですが、それはまずないですね。

 

 入札形式で、入札料がかからないわけですから、どの業者もまぐれ一発狙いでしょう。

「この金額なら絶対損しない」金額で指値をいれておいて、成約したらラッキーぐらいの感覚でしょうね。

 

そもそも、入札する買取店側は、入会金、月間固定費ゼロ、入札料等一切不要です。成約時以外にはお金が発生しません。

 そりゃー短期間で、1000社集まるわけです。

買取店側にすれば、「とりあえず入っとくか~」で、入っている人がほとんどでしょう。

 

 入札する側も、ヒマではありませんので、

このようなサイトで真剣に入札する会社はほとんどないでしょう。

つまり、まぐれ一発、超大穴狙いの遊びで入札する会社がほとんどになります。

 

 私がこう断言できる理由は、まぐれ狙いになる条件がそろいすぎているからです。

  • 入札料は一切無料
  • 入札できる人が1000社もあり、狙った車を落札できる可能性は極めて低い。そのため、普段から真剣に車を探さない。
  • 他人の検査に頼る上、万が一不良箇所や修復歴があった場合のクレーム対応が疑問。さらに手数料も高いためリスクを冒せない。

 

 月間の会員費を取れば別ですけどね。(でもそんなことすると誰も入会してくれない)

逆に言えば、買取店側もアホではないので、月会費が発生すれば、どこも加盟しないでしょう。

 だから、成約料以外は完全フリーにせざるを得ないのです。

 

そう考えれば、やはり車を高く売りたいなら、面倒ですが、まだ一括査定の方が見込みがありそうです。

 

 実際、このサービスの評判を調べると、

「面倒は少ないが、査定金額は一括査定に劣る

という評判でした。

 

 一括査定の方は、一件あたりの査定情報料を支払わされているので、

買取店側も毎回真剣勝負ですからね。 

 

第6章 じゃあ一体どこに車を売ればいいんだよっ!!!

下取りはダメ、買取はダメ、一括査定やその類似サービスもダメ、

じゃあ一体どこに車売ればいいんだよ!!!

 って怒られそうです。

 

こんなに長ったらしい記事書いて、それを書かずに記事を終えてしまうと、

ここまで読んだくれた方にあまりにも申し訳ないので、ここからは、車は一体どこに売ればいいのかを書いていきましょう。

 

実はこれについては、下の過去記事ですでに書いています。

この2記事を読めば、すべて書いていますが、こちらでもなるべく短くまとめてみます。

 

 

鍵は「下取りや買取屋さんの車はオークションを通じてどこにいくのか?」を知ること

下取りや買取屋さんが引き取った車の90%は業者のオークションに出されます。

では、その車を買う人達はどんな人でしょうか???

 それを知れば、最短距離で、限界の査定金額にたどり着くことができますよね。

 

オークションで車を仕入れる人達は主に下記の3種類の人たちです。

  1. 日本国内で中古車を販売する人
  2. 中古車の輸出業者
  3. 車の解体業者(車を分解し、パーツ事に車を売ったり、残った鉄を売ったりする人)

要するにあなたの車をオークションで仕入れている人たちに直接売ってしまえば、無駄な手数料は発生しないわけです。

 

 では、これらの人たちは、それぞれどんな車を欲しがっているのでしょうか??

①日本国内で中古車を販売する人が欲しがる車とは?

要するに、主に中古車の販売を生業とする業者です。

 

 彼らが欲しがる車はというと・・・

要するに中古車として売れそうな車という事になります。

 

中古車販売店がオークションで仕入れる車は次のような車です。

  • 年式が新しく、走行距離が短くて、修復歴も無く、機関はすべて正常な程度の良い中古車
  • 簡単な修理で、そのまま中古車として転売ができそうな車
  • 日本国内の中古車としての人気車種
  • それぞれの中古車販売店が、お客さんから注文された車

中古車を購入した事のある人はわかると思いますが、

 

中古車で販売される車は、販売店できちんと仕上げられて、見た目はピッカピカの状態になります。

 なので、中古車販売店も、仕上げまでの状態により近い車をオークションで狙うのです。

 

 

 日本人は、車に対する目が世界一と断言できるほど厳しいです。

新車を購入する人の中には、モデルチェンジで、自分の車が1つ古いモデルになるというだけで買い替えるという人も多いです。

 

 そのため、見た目はとてもきれいで、状態もいいのに、モデルが古いというだけで、価値がなくなるのが、日本の中古車の世界です。

 

では、中古車として売却が期待できそうな、比較的新しく、状態の良い車は、中古車販売店に直接持っていけばいいのでしょうか??

 

これに関しては、一概にそうとも言い切れません。

 このような車は誰が持っていても、再販価値が高いため、新車の状態に近ければ近いほど

  • 新車ディーラーの下取り(中古車販売をしている販売チャネルと提携しているところ)
  • 大手の買取専門店(中古車販売もしているお店)
  • 中古車販売店(●●専門店)

のどこが高く買うかはわかりません。

 お店側が「この車は直接別のユーザーに売れる!」と判断すれば、高い査定金額が期待できます。

ただし、比較検討は必ず必要です。必ず複数社をふるいにかける必要はあります。

また、このような条件のいい車であれば、

 

多少の手数料の無駄遣いになりますが、大損を避けるために、

一括査定や類似サービスを使うという事も手段の一つかもしれません。

 

決して私はいい方法とは思えないですが、あくまで大損を避けるための手段の一つとしてですね。

 

流れとしては、下記のような流れで当たっていけばいいと思います。

  1. 新車ディーラー(中古車販売と提携のあるディーラー)に見積もりを取る
  2. 近隣の中古車販売店
  3. ●●専門店に見積もりを取る(例:BMW専門店、ランクル専門店、スバル中古車専門店等々、自分の車の専門店を探す)
  4. 買取専門店に行って交渉(即決は絶対にNGです)
  5. 他の買取専門店、中古車販売店に行って交渉(即決は絶対にNGです)
  6. 電話交渉で釣り上げる

 

②中古車輸出業者が欲しがる車とは?

もし、あなたの身近に中古車の輸出業者がいれば、あなたの車が欲しいかどうかを尋ねてみるといいでしょう。

基本的に、海外は、一部の例外の国を除いて、あまり新しい車を好みません。

というのは、新車に近い車は、現地で生産された新車を購入するからです。

また、日本の中古車は、年を追うごとにどんどん値段が下がる割に、古くなっても状態のいいものが多く、

 

 値段も下がって、コンディションも悪くないちょうどいいレベルの車を海外の人々が狙うという傾向があるからです。

 

 弊社(輸出業者)が主に輸出している車の特徴は次のとおりです。

  • 2000cc以下のトヨタ車全般
  • 古めのトヨタのワンボックス
  • オフロード系の四駆
  • ハイエースバン、その他マニュアルの商用系バン
  • 古い2トン以下の平ボディーのトラック、ダンプ
  • マイクロバス
  • 古めのスポーツカー(マニュアルのもの)
  • 左ハンドルの車
  • 2000ccクラスのベンツ、BMW(セダン)
  • 修復歴があるといわれた車

さらに具体的には、弊社HP(車両輸出代行センターHP)

にて、ご確認いただければ幸いです。

③解体業者

解体業者が欲しがる車は、①、②に該当しない車という事になります。

 10年、10万キロオーバーの車で、海外でも需要のほとんどない車という事になるでしょうか。

そのような場合、寂しいですが、

最終的には、分解されて、必要なパーツが取り出され、残りは鉄として引き取られ、再生される事になります。

 

  ここで重要な事は、どんな車であれ、

車がゴミのように、

「ただ処分が必要になるという事」

は絶対にないという事です。

 

 どんな車であれ、最終的に解体屋さんに持っていくか、引き取ってもらえば、必ずお金にしてもらえるのです。

なので、

 ディーラーの下取りや、大手の買取店に行って

「無料で引き取ります。」

「処分料が必要です。」

と言われる車は多々ありますが、

それは、完全に売り先を間違えているという事なのです。

 

第7章 まとめ、あなたもブローカーのマネはできる

ディーラーや、大手の買取店、多くの中古車販売店は、

下取りした車を90%近くオークションに出します。

 

 これは、オークションの手数料が1万円~2万円程度ととても安く、

しかも、最も適正な相場で売却できるからです。

 

 しかし、小規模な車屋さんや、ブローカーなどで、

オークションに加盟していないような業者の場合は、上に書いた売り先を、車ごとに判断して、

上手に使い分けながら、車を売却しています。

 

 店舗を持つ車屋さんなら別ですが、店を持たないブローカーもたくさんいます。

彼らは、知り合い等から引き取った車を、上手に利ザヤを取って、我々に売っています。

 

 ここに書いてあることをすべて読んだあなたは、もうすでにブローカーと何ら違いの無い情報を得たのです。

 

「どの車をどこに持っていけばいいか、まだわからない」

という人は、次の手順で車を売ればいいのです。

  1. 中古車販売店(専門店)、買取専門店(中古車販売も兼ねている)に持って行って査定してもらう。そこそこ値段が付く場合は、値段だけ聞いて、2,3社同様に見せて、価格を電話で釣り上げる。もし、大した金額が付かない場合や、「修復歴がある」と言われた車は②に進む
  2. 輸出業者に、見積もりをとる。弊社の場合電話で、概算見積もりが出せます。もしここでも需要が無く、ほとんど値段が付かない場合は③へ進む
  3. 解体業者を探す。ネットで「廃車 買取 ●●(地域名)」と検索すればたくさん出てきます。

 

第8章 とりあえず値段が知りたいだけなんだけど・・・

 ほとんどの人が、売る前に知っておきたいのが、自分の車の相場です。

でも、ここまで読んだあなたなら、大体わかったと思いますが、

 

 自分の車の買取相場というのは、業者に聞かなくてはわかりません。

しかし、業者は簡単に値段を教えてくれません。

 教えるときは、必ず契約を迫られます。

 

それは、下取りや買取という商売において「値段」というものが、”全て”だからです。

 

 簡単に値段を教えたら、お客さんはすぐに別の店に行ってしまいます。

 

業者側は一見の問い合わせをもらうのに、大変なお金を賭けています。

そのために、看板をでかくしたり、中古車を並べたり、一括査定に加盟したり、折り込みチラシを入れたり、テレビやラジオのCMを流しています。

 

 車買取店が1件の問い合わせをもらうのに、賭けている広告費用をご存知ですか??

CPI(cost per inquiry コストパーインクワイアリ―)と専門用語で言いますが、

 一件あたりの問い合わせをもらうのに費やす広告費用は 平均で1万円前後となります。

 

一括査定の場合2000円~3000円と書きましたが、業者からすれば、安いがその分、質の悪い問い合わせという事になりますね。

(成約率は20分の1から10分の1ですからね)

 

 それだけ、お金をかけて問合せをもらっているのに、あなたの車の値段を簡単に教えてくれるわけないですよね。

 

 

最近では、一括査定サイトがそんな、消費者心理を逆手にとって、

1分で簡単に車の値段がわかります」みたいな、

キャッチコピーで、簡単に個人情報を入力させようとしています。

 

 一括査定業者は、ただ集客をするだけの業者なので、当然車の値段など知るはずがありません。

「値段が知りたい」という理由で、一括査定に情報を投げたら、どえらい目にあいますよ。

 

  だって、あなた情報一件で、上にも書いたように、業者側はトータルで4万円情報料をはらうんですから、

その分の代償は、きっちりあなたに帰ってきます。 

 

詳しくは

車一括査定はしつこい上に、相場は絶対に分からない!なぜ?

という記事にまとめていますので、ご一読ください。

 

 

それでもやっぱり相場が知りたい

それでもやっぱり、

「本当にだいたいでいいから相場が知りたい」

という方もいるでしょう。

 

 業者が教えてくれないなら、自分で調べてしまえばいいんです。

実はその辺りの核心に迫る記事を過去に書いています。

 それが、「車の下取りの目安を自分で調べる事のできる門外不出の方法!」という記事です。

 

 ネット上に、下取り買取相場を調べるサイトが無いわけではありません。

ただし、かなり信頼性に欠けるサイトなので、おすすめはできません。

 

 実は、つい最近まで、Goo-net という中古車ポータルサイトが素晴らしいスマホアプリを開発していたのですが、

あまりにも、核心を突いた情報だったせいか、現在削除された、車査定アプリがありました。

 

 もしかすると、ふとしたタイミングで復活するかもしれませんので、

 気になる方は

車の下取り相場を個人情報不要で調べる事ができるサイト3選

という記事も読んでみてください。 

その他。下取りの手続き関係で知っておくべきこと

下取り、買取に関して見落とし勝ちな情報について書いた記事がありますので、最後に紹介しておきます。

手続きに関して必要な書類や印鑑等。または、自動車税、消費税、リサイクル預託金の事など、もちろん業者に問いあわせても教えてくれますが、事前に知っておいた方がいいでしょう。あなたがこれらの事を知っているか知らないかでも、相手のあなたに対する印象は変わります。場合によっては、車の査定額が大きく変わる可能性もあります。

車売却において、事前に用意が必要な書類・印鑑等について

こちらは、車売却の際、どの業者に売却する際も必ず必要なものをまとめた記事です↓

車の下取り・買取時に必要な書類等一覧

車売買に必要なもの

自動車税はバカにならない!知っておくべき自動車税の還付金の話

車売却の際、事前に知っておくべき自動車税に関する情報です↓

車下取り・買取では要注意!自動車税は価格に含まれている!

自動車税も含まれてんねんぞ~

消費税の取り扱いで、交渉が変わる。知っておくべき売却時の消費税の話

車売却の際の消費税についての情報です↓

車下取り・買取時の消費税の取り扱いはどうなってるの?

税込み税別どっち?

知らないうちに預けているあなたの貯金!?知っておくべきリサイクル預託金の話し

リサイクル預託金についての情報です↓

車下取り・買取時のリサイクル預託金の取り扱いについて

あとがき

最後まで、よんでいただき、本当にありがとうございました。

ここまで、読んだ下さったあなたはもうカモではありません。

 中古車業界の裏側をすべて把握したセミプロです。

 

あなたの車はもちろん、もし車を下取りに出そうとしている家族や友人がいたら、この記事の事を教えてあげてください。

以上です。