車一括査定とは?登録であなたは5万円の経費を払うことになります

車買取業界の闇
記事監修者:
古物商:大阪府公安委員会第622030193808号
JAAI認定中古自動車査定士 査定士番号:0061753379
株式会社Direct Stock Japan 代表取締役 山本剛

インターネットで、車売却に関連する記事を読むと必ずと言っていいほど、車の一括査定の誘導サイトに遭遇しますよね?そんな一括査定サイトの甘い誘惑に、心を踊らされそうになっているあなたに是非とも一読してほしい記事です。

 

 実は一括査定にあなたの車や個人情報を登録するという行為は、ピラニアがうようよしているアマゾン川に、裸で飛び込むようなものです。

 

 あなたが、車や個人情報を投げ込んだ瞬間、あなたの電話は使い物にならない程の営業電話が鳴り響きます。それが一括査定の現状です。一度投げ込んだ情報は二度と戻ってきません。

 

 まずはこの記事を一読し、それでも「やはり一括査定がいい!」と判断した場合に初めて、情報を投げ込みましょう。 

車一括査定の本当の仕組みとは

 車の買取業者側にスポットを当てて仕組みを確認してみましょう。

 

 あなたが車の情報を一括査定のサイトに登録すると、20社ほどの各買取業者にその情報が一斉に売られる仕組みになっています。 

一括査定仕組み

 もちろんあなたは、情報を売ったつもりはないかもしれません。情報料をもらうのはあくまで、一括査定サイトを運営している会社ですから。

 ここで、問題です。各業者が一括査定サイトに支払う情報料は一件あたり、いくらでしょうか??

正解は なんと平均約2500円です。

 

 一括査定業者により、情報料は異なりますが、最も安いところで一件、1800円。最も高いところで一件あたり3000円程度の情報料が必要です。

 

 一括査定サイトに加盟している買取店は、情報が入ってくるたびに、否応なしに支払わされることになります。

 

一括サイト運営会社は、あなたが情報を投げてくれたとたんに、2500円×20社=50000円の情報料が一瞬にして報酬として入るわけなんです!!こんなおいしい商売は、滅多にありません。すんげ~~!!

ハニートラップのような仕組み

一括査定サイトはまさにハニートラップ

 大抵一括査定フォームは冒頭に可愛い女の子を使っています。女の子についつい目がとまり、宣伝文句を読んでしまいます。

 

 すると、「10社以上に競わせるから30万円差が出る!」とかなんとかメリットばかり書いてあり、とにかくあなたの売りたい車情報を入力させようとするわけです。まさにハニートラップですね。

 

 1件入力させれば、何のリスクもなく5万円手に入るんだから、ネットの世界は、今や一括査定サイトであふれかえっています。

 

 また、このサイトに誘導するための宣伝記事(アフィリエイト広告記事)も同様にあふれかえっています。恐らく誘導ページのクリック報酬も数千円単位でしょうね。アフィリエイターと呼ばれる人達がこぞって、一括査定サイトの誘導記事を書く理由がよくわかります。

 

まあ、いずれにせよ、このような理由から、一括査定の悪評判はネット上においては、なかなか見つけることができません。キャバクラのキャッチみたいなもんですね。客を連れてきさえすればお金入るんだから、悪い事書くわけありません。

車一括査定で損をしているのは誰?5万円は誰が払ってる?

 さて、あなたの投げた情報一件で一括査定業者が手に入れる5万円。一体だれが支払っているのでしょう?

 

もちろん、一旦は買取業者が支払っているのですが、利益を追求する業者がそんなお金払うって、不自然ですよね??業者はあなたの車に乗りたくて、お金を払っているのではありません。

車を売って手に入るお金が欲しいから、一旦お金を払っているのです。そんな業者が直接的に利益が減るようなことをするわけがありませんよね。

 

 そうです!実は、この5万円は情報を投げたあなたが最終的に支払らうお金なのです。

??? 「えっ私?お金一切出してないけど」 ???

 

となりそうですね? これこそが、一括査定がネット上でここまで拡散した要因でしょう。そこには素人が金を払っていることに気が付かない、じっつ~によくできた仕組みがあるのです。この仕組み考えた人、天才ですね。

 

 この仕組み、一言では説明できないので、非常に長いですが、しっかり理解してください。中古車業界のプロはみんな知ってる当たり前の事ですが、一般の人にはなかなか見えない部分なので、じっくり説明していきます。 

知らない間にあなたの車の値段から情報料が支払われている。

 一括査定の利用者であるあなたから見ると、5万円の情報料は、情報を受け取った20社の買取店が、割り勘で支払っているように見えます。

そこで今度は、車の買取業者にスポットを当ててみましょう。

 買取業者側からすれば、同じように情報料を支払わされた競争相手が20社あるわけです。成約できる確率は、1/20です。

 つまり、買取業者は、一括査定に加盟した場合、一台の車の買取(成約)あたり、 2500円×20=5万円の成約料を支払っている計算になるのです。

  これだけのコストを買取業者が払ってくれていると思ったら、大きな間違いです。

上にも書きましたが、車の絶対的な価値はどの業者も同じです。また、一件にかかる成約コストは、どの買取業者も全く同じコストなわけです。

 つまり、条件はこの時点で同じわけですから、一括査定経由で来た車の買取額を、元々の限界価格から5万円安くすればいいわけです。

素人は知らないから引っかかる。そもそも車の売買とはどのような仕組みか?

車の本来の潜在価値は、どの業者がみても、どの見ても査定ミスがない限り、実は全く同じ価値なのです。業者オークションの相場という絶対値が存在するからです。これについは、後程詳しく説明します。

 仮にあなたの車がオークションの相場で100万円なのであれば、あなたの車の潜在価値はどの業者のどの査定士がみても(査定ミスでもない限り)絶対に100万円なのです。

 だから、”買取業者を変えると100万円の潜在価値の車が、120万円になる”なんてことは100%あり得ません。(多くの人が一括査定に引っかかってしまう最大の勘違いはこれです)

 この100万円という一定のお金の塊を買取業者とどういう風に分け合うか、いかに取り分の少ない業者を選ぶか?があなたが専念すべき事なのです。

念のため、例を載せておきます。

  • 買取業者が取り分が1万円であれば、あなたの車の査定額は99万円になります。
  • 買取業者が取り分が10万円であれば、あなたの車の査定額は90万円になります。
  • 買取額100万円以上になる事は、買取業者が狂人でない限りあり得ません。

 車買取は業者とのお金の奪い合い

しかし、100万円という車の潜在価値は、車の所有者であるあなたは知りません。

 ですから買取業者側に立てば、一括査定経由の車は、どの買取業者も同じ条件なわけですから、その時点で5万円の経費が掛かっているという設定で、あらかじめこの100万円から差し引いていればいいわけです。

 要するに、もともとは100万円だった車の価値が、一括査定業者が5万円持って行って、95万円に減っただけの話なのです。買取業者は自分達の取り分を減らす必要はないので、一円も損することはありません。

 つまり、あなたは一括査定に情報を投げると、その段階で、あなたの取り分が5万円少なくなるという事ですね。あなたが間接的に一括査定業者にお金を払っていることになるわけです。

 それでは、ここで、上に書いた車の潜在価値ともいえる絶対値について、きちんと説明をします。

例え100社競わせようが結果は同じ。業者オークション相場という絶対値が存在している

 ディーラーにしても、買取業者にしても、同じことが言えますが、例え100社に相見積もりをとっても、業者に売る以上はそれぞれの車に対して、絶対的な買取の限界値が存在します。それは、業者オークションの相場※(ヤフオクのような一般の人が参加できるオークションではありません)です。

業者オークションの様子

 業者オークションは、例えると野菜や魚の市場のような存在です。中古車の卸売り市場ですね。

全国に200か所以上(中古車オークション会場一覧)あり、毎週各オークション会場で平均1000台以上の中古車が売買されています。全国規模で考えれば、おおよそ200,000台の車が一週間で出品されていることになります。

 これだけ多くの車が業者オークションに集まっているという事は、中古車のほとんどは必ず業者オークションを経由して売買されていると言い換えることもできますね。

車の業者の立場に立つと、

  • お客さんから買取・下取りした車はオークションで必ず予想通りの相場で売れます。
  • お客さんからの注文が入った車は、かならずオークションで予想通りの相場で仕入れることができます。

そうなると、

あなたが、売る車がその車のオークションの相場より高い値段で売れることは絶対にありませんよね??

 もし仮に中古車販売店さんが、お客さんからの注文で、ちょうどあなたが売りたい車とほぼ同じ条件の車を探していたとしましょう。こんなラッキーなシチュエーションは滅多にありません。

それでも オークションで同じような車を、適正な相場で簡単に仕入れることができるから、わざわざ個人のお客さんから相場より高く買う必要なんてあり得ないわけです。

 大手の買取店が良く使う、営業トークですが

営業マン
あなたのその車をちょうど欲しいと言っているお客さんがいるので、今なら相場より高く買います

 お客さんからすると、超ラッキーな気分になるこの魔法の言葉ですが、ユーザーからオークション相場より高く買う業者がいたら、それは狂人以外ありえないことはもはや言うまでもないでしょう。

 我々も、ユーザーからの直接買取で輸出をしていますが、オークションの相場に近い金額で買うことはあっても、オークション相場以上で買う事は絶対にあり得ません。それをやったら商売ではなく、慈善事業になるからです。  

 つまり、車が一台あったら、どの業者に査定してもらっても、その車の価値自体はオークションの相場という絶対値で統一されているのです。

 そこから、各業者は自分達の利益をさし引いて値段をつけるわけです。

値段の違いがでるのは、単純に業者によって、利益の取り方が違うから。というわけですね。

 オークションの仕組みを知ると、一括査定などがいかにナンセンスなサービスかは明らかですよね?

だって、買取の限界値は、どこに売ったってオークションの相場なわけですから、何十社も集めて見積もり取ったって、一緒でしょ?だったら、自分で二社以上の会社に絞って、その数社を競わせれば同じような結果が出るはずなんです。金額面でも、一括査定にかかるコスト分ぐらいは、一括査定で出る査定額よりも上がるはずですよね。

 しかも一括査定に加盟しているような大手買取店は、個人のお店の何十倍も経費や広告費をかけている分、利益の取り方のスケールが違います。競わせても、なかなか限界値の価格は見込めそうにありません。そういう意味では、いかに無駄な経費をかけてなさそうなお店をピックアップするかが、限界値に近い金額で車を売るポイントと言えるでしょう。

 こういった事情を把握せずに、安易に一括査定などに登録して、何十社ものストーカーのような電話対応に追われる。そして、脳が疲れてしまい、冷静な判断ができないまま、大手の買取店のいいようにされてしまう。これが一括査定に登録したお客さんの末路です。

一括査定に登録すると買取業者がピラニアのように襲いかかる理由

 冒頭にもお伝えしましたが、あなたが情報を一括査定サイトに投げ込んだ瞬間、あなたの電話は当面の間、車屋さんからの電話で使用不能状態に陥ります。それはもううんざりする程着信が鳴り止みません。

 なぜ、業者がこのような飢えたピラニア状態のようになるのでしょうか?二つ理由があります。

 理由1.あなたの車情報がプロにお金を払わせている。 

 20分の1の確立で取り戻せるとは言え、買取店側にしてみれば一旦は、あなたの車の情報一件あたり、一括査定サイトの運営者に、1800円~3000円の情報量を支払うわけです。

しかも、競合は20社もあるわけで、その中で、一社しかその車の利益をもらう事ができないんですよ!それは皆必死です。あたりまえですね。

 理由2.早く査定のアポをとらないと、電話すら取ってもらえない。

最大の理由はこれです。

 プロの業者が20社集まって一斉に情報を買っているのです。お金を払っている以上、車を買えなければ、儲かるどころか、損をすることになります。

 当然情報を受け取った20社は全社、車を買いに動きます。しかし、電話が遅れてしまうと、電話を取ってもらえなくなります。

 それはそうですよね、電話を受ける方の立場になれば、普通の人なら5社目ぐらいで、もううっとおしくなって電話に出たくなくなりますよね。それぞれの車に全く同じことを長々と説明しないといけないわけですから。

実際、一括査定に加盟したことのある業者に尋ねると、情報を受け取ってから、電話を掛けるのが5番目以降になると、いくら電話をかけても、取ってもらえなくなるそうです。

 そうなると査定のアポすらとれず、ただ情報料を2500円をどぶに捨てたことになるわけです。

 遅れてしまった業者もあきらめるわけにはいかないので、お金がかかっている以上、相手がとるまでは延々に電話をかけ続けます。そこには、2500円払わされた業者の憎しみにも似た怨念が込められています。簡単にはあきらめてくれません。

 これが理由で一括査定は多くの場合、人員が豊富な王手の買取店しか参加していません。情報が入ったら即座に電話できる人員を常駐させなければならないからです。あまり経費をかけていない小さな買取業者では、ほとんどアポをとれないからです。

 一括査定に加盟している買取業者をなめてはいけませんよ。彼らは”あなたの車”が欲しくて電話をしてるわけではないんですよ。車を売って得る、利益つまり”お金”が欲しくて電話してるんです。その彼らが逆にお金を払わされているわけですから、簡単には許してくれません。

 彼らがピラニア状態になる理由は明らかですね。

一括査定に加盟している業者のメリットとは

一括査定に加盟している業者の人に話を聞くと、アポさえ取れれば、以外なほど安く買える。という話を聞きます。その理由はを尋ねると下記のような返答が帰ってきます。

  • 大抵は有名大手の業者が集まるので、大した金額の戦いにならない。(大手の買取店が大した金額を出せない理由はこちらの記事で説明しています)
  • ピラニア電話のおかげですでに、3から4社程度にすでに絞られている。ここに残った少ない業者で決勝戦になる。
  • お客さんは一括査定が最善の手段と思い込んでいるため、必ずその日に売却を決めてくれる。そのため、どの業者も、下値探りの心理戦になる事が多い。

買取の業者をしているとよくわかるのですが、だれにも知られていない小さな買取屋さんが、本来は一番高い金額をつけるポテンシャルを持っています。

 理由を簡単に言えば、無駄な経費をかけていないからです。

しかし、そういったお店に限って、一括査定に登録しても、電話でのアポ取りの段階ではじかれることがほとんどだそうです。

 結果的に一括査定は知名度の高い、大手買取店しか残りません。ポテンシャルの高い、小さな買取屋さんは土俵に乗れませんので、金額的には大したことのないレベルでの争いになる事は言うまでもありません。

一括査定のメリットを思い出してみましょう

そもそも、一括査定の宣伝サイトが主張する、一括査定のメリットとはなんだってでしょうか?

ほとんどの一括査定サイトが主張する一括査定のメリット

  1.  情報を入力するだけで10社以上の買取店の見積もりをとることができ、自分で何社も電話する手間が省ける
  2. 車の相場を知る事ができる
  3. 10社以上が競いあって値段が上がるので、最高額で車を売る事ができる

それでは、あなたが一括査定に情報を登録すると、本当にこのメリットを得ることができるのか検証してみましょう。

1.” 情報を入力するだけで10社以上の買取店の見積もりをとることができ、自分で何社も電話する手間が省ける”のかどうか

 登録してみたらわかるのですが、車の簡単な情報を入力しても見積もりは絶対に出してはくれません。本来であれば、○○円~△△円です。というような概算見積もりが出ていいようなものなのですが、絶対に出しません。一度概算価格を出すと、お客さんはその金額を最低基準に他社と交渉をし始めるので、絶対に成約しないからです。

 とにかく、実物査定のアポを取る事が目的なので、どの業者も、あれこれ電話で細かい情報を聞かれた上”実物を見せてもらわないと金額はだせません”としたうえで、実物査定のアポを取りにきます。

 結果的には、電話を掛ける掛かってくるかの違いで、10社以上に電話をかけ同じことを説明するか、10社から電話がかかってきて、同じことを説明するかの違いだけである。また電話の段階で見積もりは一社からも集めることができない。

2.車の相場を知る事ができる

 あなたの車の情報を受け取った業者がすべて値段を出すわけではありません。あくまで、値段を出してくれるのは、あなたが実際に車を見せた業者のみに限られます。現実として、10社以上の会社すべてに車を見せて査定してもらうような事はほとんどありません。せいぜい3から4社程度が限界です。

 つまり、自分で3社か4社に直接電話をかけて、出張査定に来てもら事と、なんの違いもありませんので、一括査定だから相場で売れるとか、相場がわかるという事は一切ありません。

ましてや、一括査定には、業者一社あたり成約コストが5~6万かかります。一括査定を使わなかった場合の限界値よりもどの業者も、5~6万安い値段が付くことになります。これでは適正な相場とはとても言えませんよね。

3.10社以上が競いあって値段が上がるので、最高額で車を売る事ができる

10社以上が競いあうという事は、実際に10社を同じ時間に目の前に呼んで、目の前で競わせるという事です。これを実現するには、並大抵の労力ではありません。相手は、プロの集団ですから、そんな手にはなかなか乗ってくれません。

 実際、5社以上が同じ時間に呼ばれているような場合、怒って帰る業者も珍しくありません。あなたが逆の立場なら、馬鹿らしくなるでしょう。真剣に競っていけば利益がどんどんなくなるわけですから。

1社しか買えないのに、プロがホイホイ集まるという事は、買取が成功すればそれだけの見返りがあるからなんです。「最高の金額で売れた!」と思っているのお客さんだけで、業者側からすれば、一括査定の場合自分達で演出しなくても、お客さんに「最高額で売った」と思わせるのに十分な環境が整っているわけなんです。

 業者側にしてみれば、一括査定はコストが高いが、その分安く買えるから、わざわざ出張費かけてあなたの家まで来てくれるんですよ。

まとめ

昔から”タダ(無料)より高いものはない”と昔から言いますが、一括査定とはまさにその代表例ではないでしょうか?

あなたが、投じた情報で、一括査定業者も含め何十もの会社が一斉に動くわけです。業者を動かすという事は、それだけコストがかかっている。その見えないコストを支払っているのは、やはり情報を投げたあなた自身。

 お金の面でももちろんですが、ピラニア状態になった20社の対応など、全てのコストをあなたが一人で背負うことになるです。

 お客さんは、自分の車の値段を知りません。そういう素人をうまく転がすのには、この一括査定というサービスは非常によくできた仕組みです。

 しかし、本当にこれが一括サイトに書かれているような夢のようなサービスなら、そもそもプロ(中古車業者)が使っているでしょう。

でもプロは仕組みを熟知しているので、絶対にこのようなサービスを使いません。理由は火を見るより明らかですね。

 また、ハイエースの買取なら輸出業者へ!プロの売り方から学ぼう!の記事もおすすめです。ハイエース以外の車のオーナーにも一読してほしい内容です。 

 以上で記事は終わりです。